ホーム | 日系社会ニュース | 生長の家=創始者生誕祭に信者集う=総裁メッセージに士気高揚
谷口雅宣総裁メッセージ上映の様子
谷口雅宣総裁メッセージ上映の様子

生長の家=創始者生誕祭に信者集う=総裁メッセージに士気高揚

 生長の家ブラジル伝道本部(寺前継男理事長)は22日、『谷口雅春大聖師ご生誕記念式典』をサンパウロ市内の同本部で開催した。創始者・谷口氏の1893年11月22日の誕生日を記念して毎年開かれており、今年で122回目。朝早くから信者ら635人が集った。
 同氏の生い立ちなどを写真とともに紹介するビデオが上映され、1973年の初来伯時の様子や、村上真理枝本部講師が14歳の時、祖父の家に同氏が訪れた際の感動を、「直接み教えをいただき家族で深く感謝している」と語る場面もあった。
 寺前理事長は「1964年に『生命の実相』がブラジルに渡ってきたことで、谷口雅春先生の説く真理を知ることができ、み教えによって日本人だけでなく多くの移民が救われた。発展に協力された方々に感謝している」と挨拶した。
 宮浦準治ラ米教化総長により祝詞が奏上された後、今回初めての試みとして、前日に日本で開催された同式典での谷口雅宣総裁のメッセージがポ語の字幕付きでビデオ上映された。同総裁のメッセージでは、生長の家の祭神が『天之御中主神』であることが断言された。
 更にイスラム国のテロにも触れ、「宗教の側面だけを見てわずかな違いにばかり目を向けているが、信仰の本質は同じ。正しい方向へ人々を導くことが世界平和への道だ」と説いた。
 また各地区で伝道に貢献した19人に「努力賞」、雑誌を月に百冊以上配布した221人に「菩薩賞」が贈られ、寺前理事長より賞状が手渡された。
 記念講演ではジョゼ・アダルトン・デ・オリベイラ地方講師準教務が、み教えを学ぶ中で専門的な言葉など、ブラジル人として理解するのに難しいことや感銘を受けたことなどをユーモアたっぷりに話した。
 最後に誕生日の歌の合唱後、宮浦ラ米強化総長と寺前理事長がケーキカットを行い、使命行進曲を全員で歌って式典は閉幕となった。
 両親が信者で何度も聖誕祭に参加しているという山中マリエさん(53、二世)は、「雅宣総裁のメッセージは素晴らしかったし、ジョゼさんの講演を聞いて自分もみ教えをもっと多くの人に伝えようという意欲が湧いてきた」と語った。

image_print