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オーリャ!

 還暦を迎えた文協の記念式典では、「ボランティア中心なのによくやっているよ」と運営を労う声から、将来を危惧する声もあった。参列者に文協に今後、何を期待するか問うと、「何も変わらないから…」という返答が。
 式典に関しては「創立の歴史を振り返る言葉が全くなかった」「夕食会のBGMにバイオリン演奏なんて。琴や三味線が良かった」と残念がる声も。これはいずれも一世の感想である。
 「文協の式典に洋楽器は似つかわしくない」という言葉に考えさせられた。還暦を迎えたことで初心に立ち返り、愚直なまでに日本文化を発信するのも今となっては古い気もする。
 初代会長の山本喜誉司さんならどんな道筋を選ぶのだろう。そして「この道が正しい」と決断できるリーダーが現在いるのだろう。そんな思いが沸いた文協の創立60周年式典だった。(祐)

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