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2月 2016の記事一覧

大耳小耳

 先日NHK歌謡コンサートに二度目の出演を果たした、サンパウロ市出身の非日系演歌歌手エドアルド。昨年10月に発表されたデビュー曲「母きずな」は、生後すぐ日系家族に引き取られた彼の人生を歌ったもの。その歌唱力の高さに、番組を見た人々は「ビックリするくらい上手い」「応援したい」とネットに書き込んだ。ファンクラブのブログ(edofan ...

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「日本文化」を読んで=自信と誇り回復に向けた希望=ブラジル日本語センター理事長 板垣 勝秀

板垣さん

 最近上梓された『日本文化』について、ニッケイ新聞の編集長から感想文をと依頼された。 新聞に掲載された内容ではあるが、このようにまとまった本として改めて読み返すと、実に様々な感慨が胸を打ち、読みながらでも姿勢を正さざるを得ない。 その感慨をあえて一点に絞ると、いろいろな場面の奥底に見え隠れする、日本民族が醸し出すものの考え方の起 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(88)

 土地代の支払いは3年賦だったが、入植者の都合によっては、5年賦とするようトーマスに交渉、承諾させた。3年間滞納すると土地は没収ということになっていたが、没収された者はいなかった。氏原の力だった。 さらに入植者の世話を後々までみた。その世話をする便宜上、1936年、各植民地の邦人代表を集めて「北パラナ国際植民地連合日本人会」なる ...

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エマヌエル賛徒さんの小説=『ある日曜日』掲載を開始

 パナマ国在住の日本人、ペンネーム「エマヌエル賛徒」さん(東京都杉並区、60)の中編小説『ある日曜日(Um Dia de Domingo)』を、著者の許可をえて本日から転載を開始する。 慶應義塾大学で経済を学び、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で開発経済学とラテンアメリカ研究を専攻。現在は日本の会社から派遣されてパ ...

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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(1)

【第1話 プロローグ】《ブラジル女性に薬の魔手》 警視庁によれば、9月4日・日曜日の深夜、東京・六本木の麻布警察署付近の路上で外国人女性がうつぶせに倒れているのを、通報を受けて駆けつけた救急隊員が発見した。着衣に目立った乱れはなく、外傷もなかったが、心肺機能が完全に停止していたため、その場で応急手当が施されたが、すでに手遅れで死 ...

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ブラジルの基本金利は分水嶺を超えたか?

基本金利の動向を報じる記事(http://cooperativismodecredito.coop.br/より)

 ブラジルと日本は地理的以外にも、国民性を含めて色々な点で両極端な存在であることは、当地在住者なら日々痛感している。経済の面でそれが一番顕著なのは「金利」だ。この1月、日本はマイナス金利を発表して世界を驚かせ、ブラジルのSelic(基本金利)は世界最高水準の14・25%を維持した▼「安い金利で借りて高金利で運用する」のが金融の常 ...

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エドアルドに「リオ五輪音頭」を歌ってもらおう!

 昨年10月に日本デビューを果たした非日系の演歌歌手エドアルドさんは、日語の読み書きまで堪能だ。先日もNHK歌謡コンサートに出演し、デビュー曲のYoutube再生回数も11万回を超え、順調に注目を浴びてきている。 彼の夢は「日伯の大きな架け橋」になること。それには今年こそが最大のチャンスだ。日本は今、リオ五輪と4年後の東京五輪の ...

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