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悲しいクリスマスと年越し休暇

 クリスマスと年越し休暇を聖市西隣オザスコ市の伯人親友の実家で過ごした。この一家には、今回の年越しは特別な意味を持っていた。昨年7月、親友のお姉さんが34歳の若さで亡くなったからだ。「お前は息子同然、遠慮せずいつでも来い」の言葉に甘え、近くで悲しみを分かち合いたいと長居してしまった。
 団欒していても輪の中心に居た彼女がいない。突然、悲しさがこみ上げ泣き出すお母さん。そんな時「近くにいてくれてありがとう」と語るお父さんに対し、「悲しみはわかります。早く元気になって」との言葉が浮かんだが、肉親を失った事のない自分のおごりかも―とかけられなかった。
 ポ語翻訳していると、事故や事件等やりきれない理由での死亡記事に毎日触れる。どんなささいな事件にも行間には悲しみにくれる遺族がいる。そのことを忘れずに翻訳しなくては、との思いを新たにした。(規)

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