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東西南北

 議会や最高裁が休みの間もラヴァ・ジャットの疑惑は浮上してきているが、官房長官やサンパウロ市市長、ペトロブラス総裁という、捜査対象になかった人物への疑惑を一気に広めた意味で、レオ・ピニェイロ氏のメッセージは目が離せないものとなった。同氏はかねてからルーラ前大統領のことを「ブラーマ」という愛称で呼ぶほどの友人で、さらにクーニャ下院議長が、テメル副大統領の収賄疑惑を疑わせる文書を送った相手としても注目されていた。この、いきなり浮上した疑惑で、3氏にも捜査の手が伸びるか否かも気になるが、別の政治家や企業家にも新たな疑惑が広がりそうな予感も。
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 もう、そろそろカーニバルの季節が近づいているが、毎年恒例のマスク(仮面)でもラヴァ・ジャット絡みは人気だという。中でも注目されているのは、日系の連邦警察官、ニュートン・イシイ氏のものだ。同氏の存在は、LJで容疑者が逮捕されるたび、制服に白髪でサングラス姿の日本人の姿が登場、テレビ画面にも映し出されていたことで広く知られ、「あの人は誰?」と話題にもなっていた。日系人、在伯日本人なら、この際、手に入れたいマスクのひとつか。
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 昨日も本欄で報じた、5日の午後に起きたCPTM7号線の電気系統の故障による一部区間の運休は、修復に18時間もかかり、影響は翌6日の朝にまで及んだ。利用者は、運行の止まったピリトゥーバ駅からカイエイラス駅までの5駅間を避け、3号線や4号線を乗り継ぐ遠回りを強いられたとか。7号線の本格改善が必要か。

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