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鏡割りで開幕を祝う
鏡割りで開幕を祝う

モジ文協=「がんばりましょう!」=元気なテーマで秋祭り開幕=4日間10万人来場見込む

 モジ・ダス・クルーゼス文化協会(津田フランキ理事長)の『第31回秋祭り』が9日、同文協スポーツセンター(Av. Japao, 5919, Porteira Preta)で開幕した。開会式にはモジ市長の他、企業関係者や日系団体代表者らが出席。去年まで農作物の品評会は体育館で行なわれていたが、今年は会場横の巨大テントで開催。和太鼓や歌謡など、日本文化を紹介するショーが多数行なわれた。今週末の16、17日にも続けて開催される。

品評会にも多くの人が訪れた

品評会にも多くの人が訪れた


 今年のテーマは「がんばりましょう!」で、リオ五輪の年ということもあるが、「不景気に負けない」という意味も込めた。以前は3日間だけだったが、13年から2週末開催に変更。10万人前後の来場を見込む屈指の祭りとなっている。
 初日の午前10時から会場手前「やすらぎの塔」にて、恒例の先亡者追悼法要が行われた。ブラジル本門佛立宗のコレイア教伯師による読経の中、約80人が焼香の列に並ぶ。コレイア師は「秋祭りが30回以上続いているのも、先人方に見守ってもらっているおかげ。これからも各自の目標に精進していきましょう」と説いた。
 正午から開会式が行なわれ、同市のマルコ・アウレリオ・ベルタイオリ市長や各日系団体の代表者、羽藤ジョージ聖州議、飯星ワルテル補欠下議らが出席。400人の参加者を前に鏡割りとテープカットで開幕を祝った。
 品評会では約500点の農作物が出品された。野菜ではキュウリ、ナス、ピーマン、オクラ。果物は柿、ぶどう、みかん、デコポンなど。他に蘭や菊などの花卉、卵、シメジ、盆栽なども展示した。
 会場では地元日系団体による手巻きやうどん、やきそばなどの日本食、トラクターやショベルカーなど農機具の展示、特産品の販売と、多数の出店で賑わった。初日の灯篭流しと「第8回ミス秋祭り」も会場を盛り上げた。
 モジ在住の笹原政治さん(75、山形県)は18歳で渡伯してモジ市に入り、現在会場がある土地一帯を切り開いたという。「自分が生きているのを確認するために毎年来てるんだよ」と感慨深そうに語った。
 今週末16、17日にも開催され、会場で地元の野菜や卵、花卉が即売される。その他に衣料、健康食品、農業関係の店舗などが店を並べる。食品では伯国料理のシュハスコはもちろん、ラーメン、和牛ハンバーグ、シメジ料理など和食も多数出店される。
 よさこいソーラン、アチバイア川筋清流太鼓ほか、平田ジョーの歌謡ショー、斉藤悟琉舞道場などが出演する。詳細は公式サイト(akimatsuri.com.br)、問い合わせはモジ文協(11・4791・2022)まで。


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 取材先のあちこちで日本居住経験を持つ若者によく出会う。秋祭りではモジ・ダス・クルーゼス中央日本人会青年部の店舗でアイスを売っていた中村エジさん(22、三世)に出会った。7歳から18歳まで名古屋で過ごしたという。ボランティアを行なう理由を問うと、「大変だけど、みんなの笑顔が嬉しいから」と流暢な日本語で答えた。在日経験があり日ポ両語を話す若者は、文化の面でも言葉の面でも、一世と後継世代の両方を理解できる貴重な人材。世代交代に差し掛かる日系団体にとって、きっと彼らが〃救世主〃となるだろう。

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