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いっそペレに五輪の開会宣言を任せよう

ここはペレに任せるしかないのでは…(Marcello Casal Jr./Agência Brasil)

ここはペレに任せるしかないのでは…(Marcello Casal Jr./Agência Brasil)

 大統領罷免を巡る攻防は最終段階に入ったようだ。下院採択に向けて、誰が態度を固めた、彼に篭絡の手が回っているなどのニュースが飛び交っている。国民も政治家もそれどこではないのは承知の上だが、五輪開幕まであと100日強、開会式での開会宣言を誰がやるのかが気にかかる。
 国家元首がやるのが常だが、今の政治家の面々からは「せめて、ブーイングは浴びない」程度の支持さえも得られる名前が浮かんでこない。
 14年W杯に続いて「エイ・XXX(だれそれ)ケツ掘られろ!」のシュプレヒコールがこだまするマラカナン会場では国の面目丸つぶれだ。
 ここはペレに登場願おう。いずれ開会式関連行事に彼が関わってくるのは火を見るより明らか。彼には最終聖火点灯役などより、開会宣言をやってもらったら? スポーツ界を超えたブラジルの顔、世界から尊敬される「レイ(王)ペレ」だ。(規)

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