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 移民史料館の音声ガイド吹き込みに無償協力した元TBSの有名アナウンサーの竹内香苗さん(2日付け本面)。早速自身のブログ(ameblo.jp/kanaediary)でも報告している。「機械が苦手なので四苦八苦(汗)。録音ソフトをダウンロードして、マイク付きイヤホンを入手してヘッドフォン。こどもたちが寝静まり、静かな丑満時に夜な夜な録音しました。資料館を訪れる機会があったら聴いてみて頂けたらとても嬉しいです」とつづっている。果たして移民史料館は、リオ五輪時の日本人観光客の新名所となるか?!
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 本紙が刊行した書籍のうちから、次の3冊組を特別価格で提供することになった。日本独自の精神性や文化、歴史を紹介する『日本文化2(日ポ両語)』、アリアンサ移住地の歴史を紡いだ『Aliança terra da cooperação(ポ語)』、アマゾンの発展に貢献した日本人の歴史が分かる『アマゾン(日ポ両語)』。3冊で本来は150レの所、限定価格100レ。ご希望の方は平日にサンパウロ市を訪れた際、編集部にお立ち寄りを。
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 『楽書倶楽部』第33号が6月15日に刊行された。「リオ五輪は何のため?」(貝田定夫)では《「国の威信にかけても五輪を成功させる」、何回となく聞いた大統領のセリフだが、国威発揚どころかブラジルの〃ダメな姿〃を世界中に晒すのではと心配になる》と痛烈な一言。「枯れ木が動いた」(佐瀬妙子)には、レジストロに入植した50年前の体験談。枯れ木かと思ってまたごうとした瞬間、ゴソッと動いた。良く見たらウロコがあり「蛇だ」と気付き、自宅に飛んで帰った話も。「入植六十周年を迎えて」(宮川節子)には北大河州ピウン連邦植民地の「募集要項なるものが事実と異なり我々移住者はどれだけ泣かされたか」とピメンタの効いた話も。関心のある人は電話11・3208・8040まで。

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