ホーム | 日系社会ニュース | 国体で母県へ、岩手県人会=伝統芸能で開幕に「誇らしい」

国体で母県へ、岩手県人会=伝統芸能で開幕に「誇らしい」

開会式に訪れた関係者ら(岩手県提供)

開会式に訪れた関係者ら(岩手県提供)

 今月11日に閉幕した希望郷いわて国体のため、ブラジル岩手県人会から千田曠暁会長ら6人が日本を訪れた。1日の開会式を現地で観戦したほか、県庁への表敬訪問や他国の県人会と交流する機会も設けられた。
 一団は28日に県庁を訪問し、その後、県人会報への記事提供などで交流のある岩手日報社を訪れた。8月の台風10号被害への義援金として、25万円の寄付を送ったことなどを報告した。
 30日には海外県人会サミットが開催された。国体に合わせ同じく訪日した米ニューヨーク、亜国、パラグアイのピラポー、イグアスの県人会と意見交換した。外国から7人、県側からは14人が出席し、文化継承や世代交代の難しさが各団体の課題に挙げられた。
 国体の開会式は1日、北上市で行なわれた。鬼剣舞や鹿踊といった郷土の伝統芸能が式典に彩を添え華々しく開幕を祝した。千田会長は「大人数での演目は圧巻だった。大変素晴らしい芸能披露で、県人として誇らしい」と語り、「父の安治が46年前の国体を観戦している。息子の私がこうして今大会を見にこれたと思うと感慨深い」と思いを馳せた。
 1日夜には各国県人会を招き、県主催の夕食会が開かれた。当地から盛岡市内で研修中の八重樫亜紀カリンさんも加わり、総勢75人がテーブルを囲んだ。
 県の民謡協会や相撲連盟など、ブラジル県人会創立の節目などで来訪経験のある関係者との再会に千田会長は、「食べる暇もなかった」と振り返り交流のひと時を喜んだ。また全国に50人ほど在籍する、ブラジル岩手県人会賛助会員の会から吉田恭子会長らも招待された。
 翌日には東日本大震災の被災地にも視察へ。昨年から当地県人会が要望していた交流が実現し、充実した滞在を終えた。


□関連コラム□大耳小耳

 11日に終了した岩手国体では、選手宣誓に競歩の高橋英輝選手が登場した。リオ五輪の日本代表で、県人会が観戦会を開いてサンパウロ市から声援を送ったあの選手だ。五輪では42位だったが、国体では大会新で優勝する活躍を届けた。

image_print

こちらの記事もどうぞ