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裏千家=宗旦忌で三代目の茶徳偲ぶ=100人来場して茶席体験も

許状式の様子

許状式の様子

 茶道家裏千家ブラジルセンター(林宗一<そういち>駐在代表)が三代目家元、千宗旦氏の茶徳を偲ぶ『宗旦忌』を27日、聖市文協ビル内の裏千家教場「伯栄庵」で開催した。
 午前11時、子供から90代まで100人ほどの来場客が会場を埋める中、開会式が行われた。許状式ではワーデルソン・デ・ソウザさんとロベルト・アウグスト・ネーヴィスさんが茶名を授けられた。
 式後は呈茶席2席と点心席が設けられ、薄茶、濃茶、お吸い物や炊き合わせなどの懐石料理を楽しんだ。また、八畳席では平花月などの七事式が披露された。
 昨年4月に林宗慶氏から代表を引き継いだ林宗一代表(41、福岡県)は、「2~3カ月前から準備を始めた。これからも茶の文化を浸透させることに尽力したい」と語った。
 許状式で初級を受け取った駐在員の神田孝さん(37、広島県)は、「これからも精進し、日本文化として周囲に紹介したい」と意気込んだ。


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 今回、茶名を受け取ったロベルト・アウグスト・ネーヴィスさんは、なんと茶道具を自分で作製するという。なんでも茶道に入ったきっかけが、一目見て惚れ込んだ茶道具だとか。フランス人の工芸作家から聖市の日系コロニアで茶道が学べることを教えられたそう。今年6月には茶道裏千家淡交会青年部から要請され、東日本大震災被害地の復興協力のため茶杓作りに協力した。復興を願い、「侘び、寂び」にちなんでか「サビア」(ブラジルの国鳥の名)と名付けた茶杓を贈ったとか。茶道を通じ、日本との粋な交流が生まれている。

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