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ブラジルの刑務所内での暴動に見る強者の論理

 年明け早々、ブラジルでは刑務所内での暴動が頻発し、100人以上の死者が出ている。しかも、死者の多くは斬首や焼殺など、目を背けたくなる扱いを受けている▼ブラジルでは、暴動の際、囚人同士の殺し合いや脱獄が起きる事は稀ではない。1~2日に起きたアマゾナス州での暴動では60人が殺され、225人が脱獄。同州では8日にも4人が殺されたし、ロライマ、リオ・グランデ・ド・ノルテ両州の刑務所でも大量殺戮が起きた。一連の報道では、サンパウロ州を拠点とする犯罪組織の州都第一コマンド(PCC)の名前が必ず出てくる

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