ホーム | 日系社会ニュース | 高野ノブオさんの作品掲載=伯国モーダ界の権威の本=世界の写真家十数人の一人に

高野ノブオさんの作品掲載=伯国モーダ界の権威の本=世界の写真家十数人の一人に

写真集に掲載された自作品を説明する高野さん

写真集に掲載された自作品を説明する高野さん

 有名ファッション雑誌『ヴォーグ』ブラジル版で30年もクリエイティブディレクター(広告やイベントの企画から制作までの監督)として、伯国ファッション界(モーダ)を牽引してきた権威ジオヴァニ・フラッソンさん。彼が昨年末に出した写真集『Giovanni Frasson – Dez mil novecentos e cinquenta dias de moda』(ファッション界の1万950日、ルステ出版社)には、日系カメラマンの高野ミケランジェロ・ノブオさんの作品も8点が掲載された。
 同写真集は656ページ、ポ英併記で128レアル。フラッソンさんが携わってきた仕事の中から、厳選された作品だけが掲載された。ブラジル人有名写真家が6、7人、世界のトップカメラマンが5、6人しか選ばれていない。その中に高野さんは入っている。
 佐賀県に生まれてブラジルで育ち、東京、ニューヨーク、パリを股にかけて活躍してきた高野さん。その原点は1985年に「ヴォーグ」ブラジル版で日本人初のカメラマンとなったこと。
 「てっきり日本にもヴォーグがあると思って1990年に行ったのに、まだなかったので驚いた」と頭をかく。ブラジル版創刊は1975年、日本版は1999年であり、伯国はファッション先進地だった。
 今回の掲載された作品はフラッソン氏から依頼されて撮影したもの。1993年に当時トップモデルだったクラウジア・リスを使って聖市セントロで撮影したものや、96年に東京都内で撮った作品が選ばれた。
 写真を指しながら「日本らしい場所を探して、パチンコ屋の中でこっそり撮影し、やくざに追いかけられたこともある」との裏話をしながら豪快に笑い飛ばした。
 サルバドールを舞台にした作品を撮影中で、いつか写真集として出版したいという夢を熱く語った。「日本の人はすぐにリオというけど、他にもブラジルらしい土地がある。総まとめ的な写真集にしたいと思っている」と明かした。

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