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「第4の曲がり角」をブラジルに当てはめると?

バノンを「MANIPULATOR」(トランプ大統領の操縦者)と呼んだ雑誌『TIME』の表紙

バノンを「MANIPULATOR」(トランプ大統領の操縦者)と呼んだ雑誌『TIME』の表紙

 トランプ大統領の黒幕、スティーブ・バノン氏に注目が集まっている。「国家安全保障の司令塔」といわれる最高機関「アメリカ国家安全保障会議」(NSC)の常任メンバーにもなった。この人物が愛読しているのが、アマチュアの歴史家が書いた本『Fouth Turnings』(第4の曲がり角、97年)だ▼米国は独立戦争以来、約80年間で一回りする4段階サイクルを繰り返す歴史パターンを持っており、現在はそれが「4回り目」(Fouth Turnings)に来ているというもの。バノンは《一回り目》が独立戦争(1775―1783年)の時期から南北戦争(1861―1865年)、《二回り目》が南北戦争から第2次世界大戦(1939―1945年)、《三回り目》が終戦以降から2008年のリーマンショック頃まで、それ以降の現在が《四周り目》と考えている

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