ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

 柳誌『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)が213号を5月に発行した。《テーメルさん何とかしてよこの不況》(中山哲弥)と大統領に頼む作品を目にした日、皮肉なことにその本人が一番の苦境に立たされていた(詳細2面)。《冷蔵庫前にたたずみはて!なにを》(久保久子)を読んで、「私も、私も」という人は多い。そんなときは《とり合えず取るセルベージャああ美味い》と続けるのも楽しい。《健康でいる幸せを病んで知る》(上地花子)は骨身に沁みる作品。《飽食で病んで粗食に金をかけ》(荒井花生)も「その通り」と膝を叩く傑作か。《飽食に病んで金かけ汗をかく》もいいかも。
     ◎
 会報『京都らてんアメリカ』第6号(京都ラテンアメリカ文化協会、京都府所在)がたまたま編集部にまわって来た。「京都」と「ラテン」という組み合わせが不思議だとおもってパラパラ見ていたら、京都外語大の教授陣が多く、なるほどと納得。ポ語やスペイン語学科があり、人材は豊富。しかも聖市文協の呉屋春美会長の訪問記事まで掲載されていた。思えば、当地にもブラジル京都会がある。古めかしい伝統のイメージが強い古都だが意外に「近い」存在かも。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 大耳小耳2018年11月10日 大耳小耳  薩摩琵琶奏者の櫻井亜木子さんが日本移民110周年を記念し、聖市で演奏会を行う。11日午後4時半からサンパウロ市立劇場、入場料は20~10レ。15日午前11時からはイビラプエラ公園内の日本館で演奏する。櫻井さんは2015年度の文化庁文化交流使。同年も伯国各地で演奏会を行なった。 […]
  • 大耳小耳2018年10月20日 大耳小耳  正派ブラジル筝の会・生田流正派は昨年、8人の会員で日本の国立劇場で行なわれた唯是震一三回忌追善演奏会に出席し、「酒歌」の演奏に参加したとか。伯国からの参加に、日本の家元も喜んでいたそうだ。「酒歌」は本演奏会でも発表される。また、北原会長が教えた名取3人の生徒は本演奏会初参加だ […]
  • 大耳小耳2018年10月27日 大耳小耳  熟年クラブ連合会が発行する『ブラジル老荘の友』は、タブロイド版4ページだが中身が濃い。炭坑節の替え歌《うちの娘は よその嫁 ヨイヨイ/よその娘がうちの嫁 三千世界を歩いても/死に水とるのはうちの嫁 サノヨイヨイ》も傑作だが、チャチャチャ・バンブーの歌(「おもちゃのチャチャチャ […]
  • 大耳小耳2018年9月29日 大耳小耳  サンパウロ蘭協会(AOSP)の蘭展が、久々に文協に帰ってきていた。ここ数年はエンブー市の広場を会場にしていたとのこと。ところが同協会サイトによれば、この9月21、22、23日に開催された第99回蘭展の会場は、再び聖市文協ビル(駐車場)に戻っていた。1967年2月にアクリマソン […]
  • 東西南北2018年10月2日 東西南北  9月30日、サンパウロ大都市圏では昼間に強い雨が降った。この雨により、サンパウロ市では6カ所で土砂崩れ、28カ所で冠水が起きるなどの被害が出た。この雨により、主要水系には大量の雨がもたらされ、グアラピランガの53・4ミリを筆頭に、カンタレイラが36・2ミリ、アウト・チエテが2 […]