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《ブラジル》追い詰められたテメル大統領は何をしでかすか―

選挙高等裁判所の法廷(Foto: Roberto Jayme/Ascom/TSE)

選挙高等裁判所の法廷(Foto: Roberto Jayme/Ascom/TSE)

 「テメルの次は誰か」―が首都の主要な話題になっているようだ。来週火曜日、6月6日に始まる選挙高裁(TSE)のジウマ/テメルのシャッパ審議の判決が「数日以内」に出る可能性がある。今のところテメル本人が辞任する雰囲気は薄い。ここでシャッパ無効判決が出ることが、最短時間で政局を転換させられる「早道」だと思われている▼罷免審議だと半年もかかるので、今年後半の議会が再び空転してムダになるし、議員も司法関係者の方もジウマでウンザリしている。その間、肝心の年金・労働法改革がお預けになりそう。でも、TSEで無効判決が出れば、30日以内に連邦議会が新大統領を選出できる。この場合、国民が直接に選挙するのでなく、議員が選ぶので間接選挙で、新大統領は民間人の可能性もある▼6日からのTSEでは「純粋な法律判断」ではなく、かなり「政治的な法律判断」をする可能性がある。多くの政治評論家は「最高裁や選挙高裁などの最高司法機関は、パシフィカドール(国の平和を維持する調停者)としての役割を持っている。ときに政治的な意図を含めた判断を下すことはよくある」とコメントする。つまり「無効判決」で、両人とも政治生命剥奪のケースだ▼

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