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バルセロナの惨劇を直視=ブラジル人からも衝撃のレポート

 17日昼(現地時間の午後5時)頃、スペインのバルセロナで起きた、歩道に車(バン)が突っ込むテロで、現場に居たブラジル人観光客や現地居住者らが生々しいレポートを寄せている。
 17、18日付ブラジル国内紙や同サイトによれば、バルセロナでの死者は14人に増え、現地時間の18日未明にバルセロナから120キロのカンブリスで起きた、検問を突破した車が、警官や歩行者計7人に重軽傷を負わせた事件でも、女性1人が亡くなった。バルセロナでの負傷者は、命の危険ありが17人、重傷者30人とされ、死者が増す可能性がある。
 警察は、カンブリスで警官に射殺された容疑者5人の中に、バルセロナでのテロ主犯でモロッコ人のモウサ・オウカビル容疑者もいたと見、身元確認を急いでいる。
 カンブリスで押収された車(アウディ)からは偽爆弾付のベルトも見つかった。警察は、バルセロナから150キロのアウカナーで前日起きたガス爆発(1人死亡、7人負傷)で、犯行組織に被害が出たと見ている。
 バルセロナでの事件では、ブラジル人からも、事故直後のビデオや生の声がメディアに届いた。
 携帯電話でビデオを撮影したのはクリチバ在住の大学教授パトリシア・アマラル氏で、バンが歩行者をはねて走っている最中に乗っていたバスが現場に差しかかり、犯人の顔も見た。現場にいた警官も車を止められず、死者や怪我人が続出し、人々の絶叫や断末魔の叫びも聞いたという。
 現場のラス・ランブラス沿いの店に入った途端に人々が叫びながらなだれ込んできたというのは、南大河州出身の大学院生イザベル・ロジア氏だ。人々が泣き叫びながら床に伏せ、誰かが銃を打ち鳴らしているというのを聞いた同氏は、皆と共に伏せて沈静化を待った。店外に出た時も、ショック状態で歩き出す方向がわからなかったという。
 市内在住のマリアナ・ボカラ氏は、車にはねられて宙を舞う人の姿を見た途端、逃げ惑う人の渦に巻き込まれた。こんなに走った事はないという同氏は、道沿いの店に逃げ込み、事なきを得た。
 休暇で同市に着いたばかりのリオ市の医師ベルナルド・カンポス氏は、人々の叫び声を聞いて振り返った途端、迫ってくるバンに気づき、近くの店に逃げ込んだ。同医師は負傷者を病院に運ぶのを手伝い、頭を支えながら、点滴を打つよう指示したりした。犠牲者に延命措置を施そうとしたが、助けられなかったという看護士もいた。
 休暇中で同市内にいたグローボ局のレポーターは、ニュースの中で、負傷したブラジル人に会ったと語ったが、ブラジル国内のメディアの報道ではブラジル人の被害者には触れていない。

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