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 今回新たに発覚した、ジョエズレイ・バチスタ氏が語ったデラソンの内幕を明かしてしまった録音公表は、ブラジルのあらゆる分野に大きなショックを与えているが、その代表が司法界だ。5日、最高裁のカルメン・ルシア長官は、自身を含めた最高裁判事3人の名前が録音に出てきた上、「カルドーゾ元法相さえ使えば最高裁など何とかなる」と言われたことに関し、怒りを隠さずに「こんな侮辱ははじめてだ。すぐにでもこの件に関する調査を行う」と発言した。冷静さで知られる同長官をこのように怒らせるのは珍しいが、子供の悪ふざけ同然の、勢いにまかせただけの不注意な発言では、怒りを買うのも無理はない。
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 ここ2日連続で報じているジェデル容疑者が隠していた賄賂は、日本円にして約18億円と、1人の収賄額としては衝撃的だが、現地紙メディアが「それだけの金があれば何に使えるか」の計算を行っている。それによると「国内最高人気の自動車が1105台買える」「リオ連邦大学の負債の4分の1が払える」「68万人分の国家高等試験(ENEM)の受験代になる」「60万人分の1カ月の福祉手当代になる」など。改めて罪作りな無駄金だ。
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 5日のサッカーW杯南米予選、セレソンは敵地でコロンビアと引き分けたが、既に進出決定後の消化試合で、チッチ監督も「けが人が出なくて良かった」と調整試合の様相。その一方でチリが9位ボリビアに破れ、アルゼンチンが最下位ベネズエラに引き分けるなど、2位以下が大混戦。10月の最終2節は、南米中で大興奮となりそうだ。

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