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リオ州=汚職摘発で消防士ら逮捕=逮捕令状38件の捕り物劇

今回の作戦について語る軍警監督局のレナタ・アラウージョ警部(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

今回の作戦について語る軍警監督局のレナタ・アラウージョ警部(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 リオ州保安局と同検察局が12日、商業施設の営業許可に必要な消防の安全検査で不正が行われていたとされる件で、消防士35人を含む、38人の逮捕劇を展開したと同日付現地紙サイトが報じた。
 商業施設が消防の定めた安全基準を満たしている事は、その施設が営業活動を行うための必須条件の一つだが、消防関係者が賄賂を受取り、安全基準を満たしている事を証明する書類を出していた事は、盗聴記録などから明らかになった。
 安全基準を満たしているか否かの判断は、消防士が現地に出向いて行うため、賄賂を払って、認定書類を出してもらった施設があるとの通報を受けた保安局などが秘密裏に捜査を行っていた。賄賂の額は、施設の大きさにより、750~3万レと幅があったという。
 今回の捜査では、サッカー場や遊園地などの大勢の人が集まる施設も対象となっており、逮捕令状が出た38人には、現職大佐2人、退役大佐8人、中佐8人、少佐2人など、消防士35人が含まれていた。
 12日午前10時前には、逮捕令状が出た38人の内、34人が逮捕された他、容疑者の自宅や消防のテクニカルサービスセンター、容疑者の執務室やロッカーなど、67カ所での家宅捜索も行われた。
 安全基準を満たしたという証明書発行での不正に関する捜査はノヴァ・イグアス市で始まったが、その他の市でも不正が行われている事が判明し、12日の大捕り物劇となったという。

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