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《ブラジル》ミナスの惨劇=保育園児の死者7人に=病院には子供含む41人

火災発生の報に駆けつけ、消火や救出を助けたり、子供達の安否を尋ねたりする地元住民達(Policia Militar)

火災発生の報に駆けつけ、消火や救出を助けたり、子供達の安否を尋ねたりする地元住民達(Policia Militar)

 【既報関連】5日朝、ミナス州北部ジャナウーバ市の市立保育園ジェンテ・イノセンテで起きた放火事件の犠牲者は、園児7人と教師1人の計8人に増えたと6日付現地紙サイトが報じた。
 6日付現地紙は犠牲者は4歳児6人と教師1人の7人としているが、6日午後、6日朝の発表では5日に絶命したと報じられたが蘇生したとされた園児1人と、別の園児1人が死亡した。
 5日午後以降の報道によると、事件を起こした夜警のダミアン・ソアレス・ドス・サントス容疑者(50)は、2日は出勤したが、4日は欠勤したため、園側から病気なら診断書を提出するよう言われ、診断書を持ってきたといって園内に入ったという。
 夜警はその後、台所に行き、調理担当の職員にアルコールをかけて火をつけた上、園児達がいる教室でも同様の行動を繰り返した。
 亡くなった教師のエレイ・アブレウ氏(43)は、自分もアルコールを被っていたが、夜警が自分自身の体に火をつけた後に子供達に接近しただけでなく、子供達を捕らえて逃げられないようにするのを見て夜警と争ったという。アブレウ氏は最後まで教室に止まり、園児全員を教室の外に逃がしたが、体表面積の90%に火傷を負い、病院で息を引き取った。
 事件当時、同園には園児75人、教職員17人がいた。6日午後の発表を受け、死者は園児7人と教師1人、負傷者は園児37人と教職員4人に訂正された。

負傷者達が最初に運び込まれた地元の病院、人口7万余りの町が慌しい動きに包まれた(Policia Militar)

負傷者達が最初に運び込まれた地元の病院、人口7万余りの町が慌しい動きに包まれた(Policia Militar)

 負傷者の中には、表面上は何もないが、火が急速に燃え広がり、高熱と有害物質を含んだ煙の吸引とで、気管支や肺をやられた例も含まれる。広範囲に重度の火傷を負った患者や機械呼吸を必要とする患者は、ベロ・オリゾンテ市のヨハネ23世病院に運ばれており、6日朝にはその数が大人2人と子供11人に増えた。ベロ市内の別の病院にいる子供3人の容態は安定しているという。
 同園の天井はポリ塩化ビフェニル製で、白く細長い天井板が熱で変形して教室の床に転がっている写真も流れている。
 夜警は自分自身も大火傷を負って死亡したが、最近は、自分が作って売る氷菓子(ピコレ)や自分の食べる物に誰かが毒を入れていると繰り返し言うなど、精神的な病気が疑われていた。5日は父親の3周忌で、3日には家族に向かい、「みんなにプレゼントをあげたい」「近いうちに死ぬ」と語っていたという。

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