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《ブラジル》N・Sアパレシーダ=最初の奇跡から300年=法王からも祝賀メッセージ

アパレシーダの聖堂でのミサの様子(Gilberto Marques/A2img)

アパレシーダの聖堂でのミサの様子(Gilberto Marques/A2img)

 聖州内陸部のノッサ・セニョーラ・アパレシーダ市で12日、ブラジルの守護神で同名の聖像を巡る最初の奇跡から300年を祝うミサが行われ、フランシスコ法王からも金のバラとメッセージが贈られたと10、13日付現地紙、サイトが報じた。
 パライバ・ド・スル川で漁をしようとした3人の漁師が、川の中からマリア像の胴と頭を見つけたところ、像が急に重くなった上、その後は急に魚が獲れ始めた、奴隷が聖像に願いを唱えたところ、鎖が外れ、聖堂に入る事が出来たといった奇跡が起きたのは1717年。300周年となる今年は、徒歩で聖地を目指す巡礼者数も例年を上回り、2万人弱に上った。

法王からの金のバラを贈呈するイタリア人のジオヴァニ・バチスタ枢機卿(左)とアパレシーダ聖堂を守るオルランド・ブランデス枢機卿(Thiago Leon/Santuário Nacional)

法王からの金のバラを贈呈するイタリア人のジオヴァニ・バチスタ枢機卿(左)とアパレシーダ聖堂を守るオルランド・ブランデス枢機卿(Thiago Leon/Santuário Nacional)

 また、2013年に同地を訪れた事があるフランシスコ法王が、300周年の記念行事を執り行うために同地に赴いたイタリア人の枢機卿に託した金のバラは、9日夜のミサで献げられた。このバラは、300周年の記念ミサなどが行われた12日も、アパレシーダの聖堂に飾られていた。
 法王による金のバラ贈呈は原則、年1回だが、今年は2回目の贈呈となる。アパレシーダの聖堂への金のバラ贈呈は、1967年のパウロ6世と2007年のベント16世に次ぎ、3回目だ。
 信徒達をさらに驚かせかつ喜ばせたのは、12日に贈られたビデオメッセージだ。法王はポルトガル語で、記念ミサに参列できない事を嘆くと共に、13年の訪問時を回顧しながら、アパレシーダを守護神と仰ぎ、信仰を告白しながら歩む信徒や伯国民を懐かみつつ、祝辞を贈った。
 同法王は、11日もバチカン市国でアパレシーダ300周年の祝賀ミサを執り行い、「12日に祝われる、ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ300周年の喜びを分かち合おうと集まった、伯国ならびにポルトガル語を話す国々からの巡礼者、ローマに住む伯人司祭や宗教家、信者達の上に祝福を」と祈った。
 アパレシーダでは12日、午前中のミサだけで15万5千人が集まり、終日の参列者は20万人超と見られている。
 同市での記念ミサには、ジェラウド・アウキミン聖州知事やジウベルト・カサビ科学・技術・開発・通信相、テメル大統領の代理のアントニオ・インバサイ大統領府総務室長官も参列していたが、会衆からは野次の声が飛んだという。
 守護神の日を祝うミサはアパレシーダ市以外でも全国各地で行われ、300周年を祝った。

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