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ミナス・ジェライス州=重体だった女性教師死亡=保育園の惨劇から1カ月

教材や天井などが焼けた教室(Polícia Militar/Divulgação)

教材や天井などが焼けた教室(Polícia Militar/Divulgação)

 【既報関連】10月5日にミナス・ジェライス州ジャナウーバ市で起きた保育園での放火事件で、新たな犠牲者が出たと6日付現地紙サイトが報じた。
 6日未明に亡くなったのは、市立保育園「ジェンテ・イノセンテ」の補助教員で、ベロ・オリゾンテ市の病院に入院していたジェニ・オリヴェイラ・ロペス・マルチンスさん(63)だ。
 マルチンスさんは、事件当日に63歳の誕生日を迎え、全身の70%に火傷を負った状態で病院に運び込まれた後、ベロ市内の病院に転送されて治療を受けていたが、こん睡状態のまま、息を引き取った。
 10月の事件は、同保育園の夜警だったダミアン・ソアーレス・ドス・サントス容疑者(50)が午前9時40分頃に保育園に着き、職員や園児らに燃料をかけて放火。自らも燃料を浴びた上、園児らを捕まえて教室外に逃げないようにしようとしたため、同容疑者と争い、子供達を逃がした女性教師のエレイ・アブレウ・バチスタさん(43)と同容疑者、4~5歳の園児9人が死亡した。
 今回死亡したマルチンスさんは、結婚40年で3人の子供がいる。子供の1人は病気で、夫は妻を見舞うために病院に通う旅費もないと嘆き、精神的なフォローも含めた支援を要請していた。
 10月の事件では現在も、モンテス・クラーロス市の病院で入院加療中の患者が3人、ベロ市の病院で入院加療中の患者も4人いる。モンテス・クラーロスにいる患者は子供が2人、大人が1人で、病状は安定しているが、ベロ市の病院にいる4人の患者の内、保育園の女性職員1人と子供1人は重体だという。
 ジェンテ・イノセンテは火災によって大きな損失を受けたため、10月19日からの授業は、同市内にある青少年向けのプログラム用の建物で行われている。園舎の再建作業は、ジャナウーバ市とモンテス・クラーロス市の企業グループの支援で行われ、新園舎が完成するまでの活動は、この建物で行われる。
 連邦政府も10月の事件後、ジャナウーバ市内の保育園二つとスポーツ会場一つの建設のため、370万レアルの経済支援を約束している。

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