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チリ大統領選=波乱含みのまま決選投票へ=元大統領のピニェラ氏1位も

 19日、チリで大統領選の一次投票が行われ、元大統領(2010~14年)のセバスチアン・ピニェラ氏とアレハンドロ・ギリエール氏が来月17日の決選投票に進むことになったが、予断は許さないと20日付ブラジル国内紙が報じている。
 中道右派のピニェラ氏は、一次投票で45%を獲得し、うまくいけば一次当選とも見られていたが、当日の得票率は事前予想を大きく下回り、開票率92・87%の時点でも36・6%を獲得するにとどまった。
 2位には、中道左派でミチェレ・バチェレ大統領の連立グループのギリエール氏が22・6%で続いた。ギリエール氏は2013年に上院議員に当選するまで、テレビのニュースキャスターとして有名だった人物だ。
 この2人が来月17日の決選投票に進むが、ピニェラ氏には不利なデータがある。それは、敗れた候補者に左派が多く、ギリエール氏を支持すると予想する人が多いためだ。とりわけ急進左派のベアトリス・サンチェス氏は今回の投票で20・3%を獲得しており、この票がギリエール氏に流れるとかなり厳しい。
 5位(5・88%)のカロリナ・ゴイク氏、6位(5・71%)のマルコ・エンリケ・オミナミ氏もギリエール氏支持が予想される。
 一方のピニェラ氏は、4位(7・9%)のホセ・アントニオ・カスト氏の支持は期待できるものの、極右候補が支持することで中道票離れが起きる危険性もある。

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