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卓球バレー=来年初旬にブラジル協会設立=堀川さんが6回目の来伯

来社した小嶋さん、堀川さん、田村さん

来社した小嶋さん、堀川さん、田村さん

 障碍者、高齢者を含め万人が楽しめるスポーツ「卓球バレー」の普及のため、日本卓球バレー連盟の堀川祐二副会長(60、岡山)が11月に来伯し、サンパウロ市やゴイアニア市、パラグアイの日系高齢者施設やスポーツ施設を訪問するなどした。先月22日に来社し、手応えを語った。
 堀川さんは11月8日にブラジル入りし、サンパウロ州総合大学に留学中の愛知県立大学国際関係学科3年生の小島光葵(みつき)さん(21、愛知県)と、大阪大学ポルトガル専攻の田村凌平さん(20、大阪)と一緒にサンパウロ市のリハビリセンターや障碍者センターを訪問した。同日夜にパラグアイに飛び、スポーツ施設などを訪問し卓球バレーの講演会などをした。
 16日からはゴイアニア市のスポーツ施設にも訪問し、「ブラジル卓球バレー協会」設立の話が出た。設立時期は来年初旬になるそうだ。
 2013年に卓球バレーの研修のため来日した6人のブラジル人のうち、5人がゴイアニア市だったため同市を中心に普及活動を始めたそうだ。
 ボランティアで通訳として普及活動に協力した小島さんは、「日系施設の訪問など、大学ではできない体験ができた」と語り、田村さんは「皆さんに支えられながら良いボランティア活動ができた。ポ語を話す良い機会にもなった」とふり返った。
 堀川さんは「来年には普及委員会で『国際普及部』もできる。卓球バレーがブラジルでもどんどん普及していっているのは間違いない」との印象を語った。

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