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《ブラジル》今も7・2%が非識字者=黒人や褐色は白人の2倍?

 地理統計院(IBGE)が21日に発表したところによると、2016年の全国家庭サンプル調査(Pnad)の結果、15歳以上の国民の内、7・2%にあたる1180万人が非識字者である事が判明したと22日付現地紙が報じた。
 今回の調査は対象地域が広がり、以前との比較が出来ないが、肌の色で見た非識字率は、白人が4・2%だったのに対し、黒人や褐色(以下、黒人系)は9・9%で、2倍以上だった。
 非識字率は年齢が進むほど大きくなり、60歳以上の人の場合は20・4%に達した。また、肌の色による識字率の差は年齢と共に大きくなり、白人が11・7%だったのに対し、黒人系は30・7%に及んだ。
 人種ごとの識字率を分析したのは初めてだが、白人の方が教育を得る機会が多い事は今回の調査からも明らかで、前世紀から言われていた、人種による学力や学歴の差が裏付けられた。
 25歳以上で見ると、教育の機会が全然なかった人(非就学者)は11・2%、小~中学校中退者(小卒者を含む)は30・6%、中学卒業か高校中退は13%で、25歳以上の人の半数以上が初等教育レベルである事も判明。高卒か大学中退は29・7%、大卒以上は15・3%いた。
 これらの数字は平均就学年数が8年だった事とも合致する。白人の平均就学年数は9年で、黒人系の平均は7年だった。非就学者は白人7・3%に対し、黒人系は14・7%。大学卒以上は、白人22・2%に対し、黒人系8・8%だった。
 非就学の女性は10・9%で男性11・5%だが、家族や親族の世話をしなければならないとか、家事を助けなければならないという女性は26%いたが、男性は0・8%だった。
 大卒者は女性16・9%に対し、男性13・5%と、女性の方が学歴は高い。平均就学年数も女性が8・2年、男性は7・8年だった。
 非識字率は、北東部の14・8%に対し、南部は3・6%と地域差も大きい。北部は8・5%、中西部は5・7%、南東部は3・8%だった。
 6~14歳の子供の就学率は99・2%で、全国教育計画の目標を達成したが、4、5歳児の就学率は90・2%で、前年より0・3%ポイント低下。0~3歳児の就学率は30・4%で前年と同率だった。同計画では2024年までに非識字率0%を目指している。

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