【既報関連】テメル政権(民主運動・MDB)が一昨年より優先課題として取り組んできた社会保障制度改革は、議会内合意形成のプロセスが遅れ、昨年末に採決は越年となった。2月5日から今年度議会も再開し、採決予定日の2月19日が迫る中、社会保障制度改革に賛成の議員は308人を大きく下回る237人程度に過ぎないと、5日付現地各紙が報じた。
大統領サイドは昨年12月はじめまで、充分な賛成票が集まらなくても採決を行う意向だったが、同月12日には、賛成票を確保するまで投票しないことや、投票は2月となるであろうことを口にし始めていた。