ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》「テメル政権は軍により過ぎ」と地元紙報じる=政府要職に続々と軍人登用=「適材適所な人選」と大統領府=検察や市警への協力も拒む?

《ブラジル》「テメル政権は軍により過ぎ」と地元紙報じる=政府要職に続々と軍人登用=「適材適所な人選」と大統領府=検察や市警への協力も拒む?

2月に軍事防衛会議に出席した際のテメル大統領(中央)(Marcos Corrêa/PR)

2月に軍事防衛会議に出席した際のテメル大統領(中央)(Marcos Corrêa/PR)

 2月16日にリオ州治安部門の直接統治令を発令し、陸軍大将をリオ州執政官として派遣。新設した治安省にはジュングマン前国防相を配し、空席となった国防相もジョアキン・ルナ・エ・シウヴァ大将が代行するなど、「テメル政権(民主運動・MDB)は軍との結びつきが強すぎるのでは?」と、5日付ブラジル紙が指摘している。

 テメル大統領は、16年5月に大統領代行の座に就任してからすぐ、安全保障局(GSI)を復活させ、局長に軍人のセルジオ・エチェゴイェン氏を就けた。同局長は閣僚級扱いとされ、それまでは文民統制だったブラジル情報庁(Abin)の指揮権も付与された。

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