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黄熱病=サンパウロ市の独立記念公園閉鎖へ=ブラジル帰りのアルゼンチン人2人死亡

イピランガの独立記念公園(Divulgação)

イピランガの独立記念公園(Divulgação)

 黄熱病に感染したサルの死体が発見された事を受け、サンパウロ市市役所が26日、同市イピランガ地区の独立記念公園を27日から30日間閉鎖する事を決めたと27日付現地紙、サイトが報じた。
 サンパウロ市では、17年10月に同市北部の州立公園で発見されたサルの死体から黄熱病のウイルスが検出されて以来、同様のサルの死体が発見される都度、公園を閉鎖し、予防接種を呼びかけてきた。
 サルの死体が発見された事で感染危険地区に指定された地域は、北部から南部、東部にと拡大。これらの地域では3月16日まで予防接種キャンペーンを行っていたが、実施率は期待されたほど伸びず、19日から5月30日までは、市内全域の保健所での第3次予防接種キャンペーンが行われている。サンパウロ市保健局によると、15日までに予防接種を受けたサンパウロ市民は約580万人で、対象人口の約半分しか接種を受けていないという。
 これまでに閉鎖された市立公園は28カ所に上る。東部のカルモ公園以外は3月30日から再開と決まった途端の独立記念公園閉鎖となった。
 市役所では、これを機会にイピランガ地区での予防接種キャンペーンを強化する意向だ。
 サンパウロ市では8人の黄熱病感染が確認され、内4人が死亡している。また、サンパウロ州での黄熱病の死者は1週間で8・8%増え、136人に達した。死者の大半は男性で、平均年齢は42歳だという。
 他方、26日付G1サイトなどが、アルゼンチンで、ブラジルで黄熱病に感染して帰国した患者7人の内2人が死亡したと報じた。同国保健省が23日に発表したところによると、ブラジルに旅行した際に黄熱病に感染した人の内、6人はリオ州イーリャ・グランデで感染。もう1人はミナス州のオウロ・プレットで感染したという。
 アルゼンチンからの観光客は外国人の中でも群を抜いて多い。17年は前年比14・3%増の262万2327人がブラジルを訪れており、同年の外国人観光客の39・80%を占めた。
 22日の汎米保健機構(OPAS)の発表によると、ブラジル訪問中に黄熱病に感染した外国人観光客は11人だが、これにより、死者は2人から4人に増えた。

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