4日、多くのブラジル国民が固唾を呑んで見守った、最高裁でのルーラ大統領に対する、逮捕逃れを目的とした人身保護適用か否かの審理。この模様は最高裁から動画チャンネルのユーチューブを通じても生中継され、コラム子も含め多くの人がかじりつきとなり、ネットのニュースサイトでは最高裁判事が何か発言するたびにコメント欄がかなりのスピードで更新されて行った▼「罪をおかした人であれば、たとえ実績があり、次の大統領選で人気ナンバーワンの人物でも逮捕して処罰するべきか」。そんな難しい判断を、たった11人の判断で任される最高裁判事のストレスを考えると、「こんな緊張、果たして自分に耐えられるか」と思ってしまうほどの重労働だと思う。判事たちには敬意を込めて「ごくろうさま」と言いたい