経済コンサルタント会社テンデンシアス社が発表したデータによると、現在のブラジルでは、光熱費、ガソリン、食費、住居費、医療費、教育費など、生活を営む上で節約の難しい「必需消費」を所得全体から引いて残る、余剰品に使える金額の比率「選択的消費比率」が、2015年1月の45・6%から43・76%へ下がったと15日付エスタード紙が報じた。余剰品には、衣類(半耐久消費財)や旅行(サービス)などが含まれる。
現在のブラジル人の所得総額は15年1月より増えているが、その増加ペースを必需消費の増加ペースが上回ったために今回のような結果になった。選択的消費比率43・76%は、2009年以来、最低値だ。