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《ブラジル》パラー州=ベレン都市圏で殺人相次ぐ=再び襲った「暴力の波」

 パラー州都ベレン市とその周辺で22日、6件の殺人事件が起きたが、その内の5件は夕方から夜にかけての数時間の内に発生し、「暴力の波」が戻ったと23日付現地紙サイトが報じた。
 夕方からの事件は、ベレン市内にあるパノラマ21と呼ばれる集合住宅で起きた、バイクで人を運ぶモトタクシーの運転手殺害に始まり、テノネ区での男性殺害と続いた。二つの事件はどちらも、赤い車から降りた男が犯人とされている。
 その後も、ベレン市内マランバイア区で、車に乗った覆面の二人組が29歳の男性を射殺。マリツーバ市では、44歳の元軍警が、バイクに二人乗りした男達に射殺された。最後は、ベレン市中央部ナザレ大通りを自転車で走行中の49歳の商人で、やはりバイクに相乗りした男達に射殺されたという。
 これらの事件は皆、同日朝7時前に起きたベレン市ウナ区での軍警殺害後に軍警が敷いた、巡邏体制の中で起きた。
 軍警はバイクに相乗りした二人組に襲われ、応戦しようとして頭を撃たれて即死。男達は軍警の銃を奪って逃亡した。
 軍警達はその後、現場から500メートルの地点で容疑者の1人を見つけて尋問したが、銃撃してきたために応戦。容疑者は被弾して病院に運ばれたが、死亡した。
 4月21日に起きた、シデラル区のサッカー場への侵入事件で重傷を負った予備役軍警も22日に死亡している。この事件では、予備役軍警2人と市警2人が重傷を負い、入院していた。
 また、5月9日にマランバイア区で銃撃されて入院中だった軍警も23日朝に亡くなった。
 パラー州では今年、26人の軍警が事件に巻き込まれて亡くなっている。この内の19人は、犯人逮捕または容疑者判明のレベルに至っているが、残りの事件はまだ解明されていない。同州軍警によると、軍警が殺された事件の大半は強盗殺人だったという。
 同州では今年、既に1360人が殺された。単純計算すれば、同州では1~4月に1日平均11人が殺された事になる。

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