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ブラジル株=トラックストの影響で、今年の上昇分が一気にゼロに=先週の5%減後も、大幅下げ止まらず

今年5月までのブラジル株の上昇分が、トラックストの影響で消えてしまった(参考画像・Hugo Arce/Fotos Públicas)

今年5月までのブラジル株の上昇分が、トラックストの影響で消えてしまった(参考画像・Hugo Arce/Fotos Públicas)

 【既報関連】21日に始まったトラック運転手のストの影響で、ブラジル株は大きく値を下げ、今年4月までの株価上昇分がゼロになりそうな情勢だと、26、28日付現地紙・サイトが報じた。
 25日のサンパウロ市株式市場指数(Ibovespa)は、およそ4カ月半ぶりの低値となる7万8897・66ポイントで引けた。ストが始まった21日から25日までの5営業日累積の下げ幅は5%で、5月の累積下げ幅は8・4%となった。今年の年初からの累積ではまだプラス3・3%となっていた。
 ストが最も株価に影響したのは、石油公社、ペトロブラス社(PB)株で、先週だけで同社の優先株(PETR4)は22・8%も値を下げ、同社の時価総額は857億レアルも下がった。
 先行き不安感はPBだけでなく、ブラジル全体に広がっている。国内外の投資家がブラジルに対して持っていた、「スローペースながらも景気は戻っている」などの好意的な評価は、ブラジル投資への慎重姿勢に取って代わられつつある。
 投資コンサルタント会社オルブライト・ストーンブリッジの共同経営者ジョエル・ヴェラスコ氏は、「トラックスト発生からの一連の動きは、ブラジル政府の非力さを白日の下に晒した」と語る。
 なお、週明け28日の株価は、午後4時56分の段階で、PETR4が14・04%ダウンの17・02レ、午後5時4分現在のIbovespaは、4・51%ダウンの7万5337・70ポイントで推移していた。

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