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 ブラジル北部アマゾナス州の州都マナウス市が、3日に麻疹(はしか)の流行による緊急事態宣言を出した。期日は180日。アマゾナス州では今年に入り、263件の麻疹発生が確認されている。125人は検査後に麻疹ではないとされたが、現在も1368人が検査の結果待ちだ。感染確認、検査待ち、感染否定となった全1756人中、82・1%の1441人はマナウス市在住だった。麻疹流行はベネズエラ難民流入に伴うもので、ロライマ州でも177人の感染が確認されている。ブラジルの予防接種率の低さは深刻で、子供を持つ親への啓蒙活動が不可欠だ。
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 工業界の代表者との会合に出席したテメル大統領は3日、「現在の複雑な税制システムは許容しがたい。増税せずに、税制システムの簡素化に取り組む」と表明した。同大統領の任期も終盤で、10月には選挙も控えているが、政府は動きを止めないとの意気込みを示してはいる。だが、法案整備には議会の協力が欠かせないのに、既に政権発足当時の連立与党の枠組みはバラバラになり、政府の協力勢力というだけで選挙民の印象が悪い状態。税制改革法案などの議会通過は可能か?
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 深刻な経済危機、政治危機に苦しみ、ベネズエラからブラジル北部のロライマ州に逃げ、難民収容所に身を寄せている同国人164人が3日、「ブラジル同一化計画」の一環として、ペルナンブコ州、パライバ州、リオ州に移送された。ロライマ州、特に州都のボア・ヴィスタ市での受け入れが限界に達しているがための措置だ。新天地で新しい生活を築いて欲しいところ。

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