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アラサツーバ=眞子さま、予定外のご接見に衝撃=裏方の婦人部に労いのお言葉=白石会長「移民200年に向け引継ぐ」

歓迎昼食会でお言葉を述べられた眞子さま

歓迎昼食会でお言葉を述べられた眞子さま

 【アラサツーバ発=大澤航平記者】眞子さまは23日午後、ノロエステ歴訪の最後の訪問地となったアラサツーバ日伯文化体育協会会館で、ノロエステ連合主催の「歓迎昼食会」にご臨席された。同文協を中心に連合傘下34団体から約400人が出席し、熱烈な歓迎を受けた眞子さまは、ご予定になかった婦人部とのご接見の機会を自ら設けられて慰労の言葉をおかけになり、帰り際には最後の一人一人にまでご挨拶を交わされるなど名残惜しそうに〃移民の故郷〃を発たれた。

 同日正午過ぎ、カフェランジアの平野植民地から現地にご到着。安永信一連合会長、白石一資同文協会長の案内で会館に迎えられ、日伯の小国旗を手に持った日本語モデル校の生徒らに熱烈に歓迎された。

現地の日本語学校生徒らにより熱烈に歓迎された

現地の日本語学校生徒らにより熱烈に歓迎された

 昼食会でお言葉を述べられた眞子さまは「アラサツーバでは、日本語や日本文化を広めるための活動が長年に渡って行われてきたと伺っております。また、日本との文化・スポーツ交流が盛んに繰り広げられていることもお聞きしました。このように様々な活動を続けられ、両国の関係の発展に日系社会が深く寄与されていることを誠に喜ばしく思います」とご挨拶された。
 安永連合会長は、移民50周年の三笠宮同妃両殿下のご訪問をきっかけとして、翌59年にノロエステ連合が発足した経緯に思いを馳せた。
 「この度の眞子さまのご臨席は、我々の結束力や力を維持してゆく推進力となります。今後も連盟の目的を果たしてゆくことで、移民を受入れてくれた伯国社会に貢献してゆく所存です」と宣言した。
 その後、日語学校生徒が唱歌「ふるさと」を合唱すると、最前列の高齢者らは目に涙を浮かべ、遠き祖国からはるばるご訪問された眞子さまを間近で拝んでいた。
 昼食会は会場を移し、約40人が眞子さまと食事を共にした。飯星ワルテル連邦下議が皇室の弥栄と日伯両国の友好関係の発展を祈って乾杯。和やかな雰囲気で歓談を楽しまれたという。
 安永連合会長によれば食事の席上で、「ノロエステでは世代交代が進んで三世になっても日本語ができるとお知りになると、殿下は大変驚かれた様子だった。移民120年に向けて若い人材の育成に力を入れていると話すと、励ましのお言葉を頂いた」という。
 お食事の後、眞子さまは「昼食がとても美味しかったので、ぜひお礼を申し上げたい」とご本人たっての希望で予定にない婦人部の人々とのご接見の機会をもたれ、労いの言葉をかけられた。
 普段は裏方で表舞台に滅多に出ることのない婦人らは「本当にもったいないこと。嬉しくて言葉もでない」と衝撃的な電撃ご接見への喜びを口々に語り、眞子さまの格別なご配慮に感激した様子だった。
 眞子さまは、帰り際には別れを惜しむかのように最後の一人一人にまで挨拶を交わされ、出席者は眞子さまの車列が見えなくなるまで、小国旗を振ってお見送りをしていた。
 白石会長は「心からお迎えすることができ、感無量だ。眞子さまのご訪問は、大きな希望と勇気を私たちにもたらしてくださった。移民200年に向け、次世代に引継ぎ、日系社会を更に発展させていきたい」と笑みを浮かべた。
 ノロエステご訪問実現に奔走した安永連合会長も「プロミッソン、平野植民地、アラサツーバの何処でも盛大にお迎えすることができた。これも本当に皆さんのおかげ。眞子さまにお越し頂けたなんてまだ夢を見ているよう。皆に喜んでもらえたことが一番大事。本当によかった」と胸をなでおろした。

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