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宮坂数子さん=『私たちの生活のなかの大豆』上梓=ブラジル人の健康増進のために

宮坂数子さん

宮坂数子さん

 「ブラジルは世界一の大豆生産国なのに、国内ではあまり消費されていない。安くて栄養満点の大豆を、どのように食事に取り入れるかを知ってもらうことで、伯人の食卓を豊かにし、健康増進に繋げたい」――「ブラジル大豆の父」として知られる農学博士の故・宮坂四郎氏の妻で、栄養士の数子さん(90、二世)は『A Soja em nossas vidas(私たちの生活のなかの大豆)』を先月末に上梓した。ポ語、全179頁。
 数子さんは、03年に聖市文協の「大豆普及キャンペーン」で大豆を使用した料理の出前講座を各地で実施したことをきっかけに、レシピ本『A Soja na Minha Vida(私の生活のなかの大豆)』を出版。今回それを大幅に改訂し、約100品のレシピを収めた。
 日本食のみならず、伯食のなかにも上手く大豆を取り入れたメニューや、デザートや飲み物にいたるまで、食慾そそるレシピが満載。母や知己から多くを学び、情熱を賭けて研究を重ねてきた数子さんの知恵が詰め込まれている。
 数子さんは「大豆の調理は、手間隙がかかると思われているが、蒸した大豆を利用すれば実は簡単。お肉の代わりに大豆を使えば、コレステロールの摂取を減らしながら、タンパク質をとることもできる」と魅力を語り、「北東伯では栄養不足の伯人も多い。食卓を豊かにすることで、心身ともに健康な生活を送ってほしい」と願いを込めた。同書は一冊60レ。500冊が出版された。


□関連コラム□大耳小耳

 『A Soja em nossas vidas(私たちの生活のなかの大豆)』では、「未熟児で生まれた数子さんが豆乳を飲んで健やかに育ち、なぜ大豆に夢中になったのか」や、大豆生産の飛躍的拡大をもたらしたセラード開発の基礎を築いた「ブラジル大豆の父」として知られる四郎氏との運命的な出会いの〃秘話〃についても語られる。数子さんは90歳でありながら、たったの2カ月間で、同書を書き上げたのだとか。その頭脳明晰さは、大豆を使った健康な食生活に秘訣があるのかも?!

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