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日本祭り=喜多方ラーメン3千食完売=新しい商品販売も検討中

販売が検討されている「ロ麺チスト」と、「奈良萬」

販売が検討されている「ロ麺チスト」と、「奈良萬」

 県連日本祭りの郷土食ブースで喜多方ラーメンを販売した福島県人会(永山八郎会長)。同県人会の曽我部威事務局長と、来伯した五十嵐製麺の武藤啓一さんが先月31日に来社し、日本祭りの結果を報告。また、新たに販売を計画している新しい袋ラーメンと日本酒を紹介した。
 日本祭りでは袋ラーメン「喜多方こってり醤油味」(五十嵐製麺)を元にスープやトッピングを工夫して提供。目標だった3千食を見事売り上げた。曽我部さんは「今年は初日にガスのトラブルがあり、販売できたのは午後3時から。その間の分、何百食も販売できなかった」と言う。武藤さんは「来年の目標は5千食。もっと迅速にラーメンを提供できれば夢じゃない」と力強く語った。
 五十嵐製麺が喜多方の地元企業とともに作った袋ラーメン「ロ麺チスト(しじみしょうゆ味)」と、喜多方産日本酒「奈良萬(純米酒)」の当地での販売が検討されている。喜多方では地場の企業が一体となり行政の支援を受けながら海外向けの商品開発、販売を行っている。
 「ロ麺チスト」は海外向けに開発された商品で、すでにタイで販促活動を行っている。武藤さんは「あっさりした味わい。『喜多方こってり醤油味』とは違った需要に応えられる」と話す。現在ラーメン、日本酒ともに当地の関係者に試食を配布しており、反応次第で実際に販売するか決めるという。

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