ホーム | 日系社会ニュース | 中南米初=日本のクレジットカード=JCBがCAIXAと発行=70店で2割引の優待特典も

中南米初=日本のクレジットカード=JCBがCAIXAと発行=70店で2割引の優待特典も

イベントの様子

イベントの様子

 日本の国際カードブランド「JCBカード」が3日、中南米では初めてブラジルで発行された。株式会社JCBインターナショナル(東京本社、浜川一郎代表取締役兼執行役員社長)とブラジル連邦貯蓄銀行(CAIXA、ネルソン・アントニオ・デ・ソウザCEO)によるクレジットカード「CAIXA JCB Unico カード」の発行を祝い、同日夜、聖市内のイベント会場で発行記念式典が行われた。

 浜川代表取締役(62、大阪府)は、「伯国の巨大なクレジットカード市場への参入はJCBの国際的な歴史の一つとなる。ブラジル日本移民110周年の年にカードを発行できたことも意義深い」と挨拶し、CAIXAとの提携が日伯関係の強化に繋がることを期待した。
 ソウザCEOは「伯国で最初に発行するJCBカードの提携銀行となり嬉しい」と喜びを述べた。そのほかJCBインターナショナル・ド・ブラジルの矢澤直崇社長、野口泰在聖総領事らも挨拶した。鏡開きのあと、野口総領事が乾杯の音頭を取って、和太鼓グループ「WADAN(和段)」が演奏を披露し、歓談の場となった。
 2012年の現地法人設立からクレジットカード発行のために奔走した矢澤社長(44、大阪府)は「CAIXAという大銀行と提携できるとは考えていなかった。一段落ついてホッとしたがここからが勝負。日本文化が好きな人や日系人に優待得点を楽しんでもらい、愛好者になってほしい」と期待した。
 今田公久国際本部長(63、兵庫県)は「3年で100万枚発行が目標。大きな日系社会を持ち、日本文化に親しみのある国だからこそ国内全土にJCBカードが普及して欲しい」と語った。
 同カードの年会費は310レだが、11月3日までに申し込めば初年度年会費は無料。CAIXA以外の銀行口座でも申請可能。カード端末機のCielo、Redeとの提携で伯国全土に加盟店網を構築中だ。
 現在「JOJOラーメン」「キトキト」など日本食レストランを中心に70店舗で20%割引などJCB優待特典が用意されている。レストラン優待サイト「Grubster」にJCBカードで登録するとサイト月額利用料が無料となる。
 ほか、カード払いで貯めたポイントで航空券の購入などができる「プログラマ・ポントス・CAIXA」ではJCBカード優遇で1米ドル=1・3ポイントとなる。
 海外旅行の際には世界中のJCB加盟店3千万店以上での支払いや、JCB加盟店の予約や観光情報を日本語で提供、JCBカード紛失・盗難時のサポート等を行なうJCBプラザ、ラウンジの利用も可能となる。
 詳細はJCBサイト(ポ語、http://www.br.jcb/pt/)まで。


□関連コラム□大耳小耳

 JCB国際本部副主事のスカーレット・ツェンさん(35、台湾)は「日本では一括払いが多いが、伯国は分割払いが主流という特殊な国。そのシステム作りに時間が掛かったが、やっと発行できて感無量」と笑顔を見せた。JCBとCAIXAは13年9月に提携、カード発行について合意しCAIXA本社所在地のブラジリアでライセンス契約書を締結。サッカーW杯ブラジル大会が始まる14年4月を発行目処にしていたが、システム作りに時間がかかり、W杯ロシア大会を目前になんとか発行にこぎつけた形だ。日本企業のサービスが、また一つブラジルでも使えるようになった。皆さんも試しに使ってみては?

image_print

こちらの記事もどうぞ