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アルジャー花祭りで観客魅了=花で富士山や瀬戸大橋作る=来月3日まで絶賛開催中

展示の目玉となった富士山の飾りつけ

展示の目玉となった富士山の飾りつけ

 「一瓶一瓶、愛情を持って丁寧に飾りつけました。遊び心と豊かな創造性で生産者自らが飾りつけた日本の美しさをたっぷりと堪能してもらえれば」――汎ズットラ花卉生産者協会(ALFORD、蒔田勉会長)主催「第27回アルジャー花祭り」が、18日に開幕した。開催期間は、25、26日、9月2、3日迄の3週間に及び、約4万人の来場客が見込まれている。

 18日午前、開会式で挨拶に立った蒔田会長は、冒頭のように期待を語り、飾りつけ準備にあたった70人以上の生産者に謝意を滲ませた。プロに任せるのではなく、生産者自身が企画考案し、花の特性を踏まえた上で飾りつけるのが同展示の魅力だ。

 式典では、聖州農業局のエミリオ・ボギノ氏が「聖州では4つの基本柱に基づき、農業振興を図っている。同祭は先進的な農業技術導入、小規模農業従事者の支援という2点において資するもの」と賞賛。また、ジョゼ・ルイス・モンテイロ同市長も「日系人は新たな技術を導入し美しい花々を咲かせた。この祭は勤勉さの賜物。市の発展にとって極めて不可欠な存在だ」と称賛した。

 ブラジル日本移民110周年を記念した今年は「日本の美(Belezas do Japao)」がテーマ。富士山や瀬戸大橋、金閣寺、鎌倉、原爆ドーム等の観光名所を色とりどりの花飾りで表現した。

 富士山の飾りつけでは、地上に綿を敷き詰めて雲に見立て、高さ3メートルほどの円錐型の装置に花々を飾りつけて表現された。そこに上ると展示会場の全景が眺められるようになっており、来場者の写真スポットとなっていた。

 そのほか、現代日本の世相を反映した秋葉原など新たな趣向を凝らした若向きのものや、五輪マークと東京五輪のマスコットを配し、花で「2020TOKYO」を模った飾りつけなども注目を引いていた。

 来場したサンジョゼ・ドス・カンポスからきた婦人らは「何回来ても、ここの花飾りは素晴らしい。ずっと見ていても飽きないわね」と顔を見合わせた。聖市在住の池田まさのりさん(70、二世)、洋子さん(71、二世)夫妻も「ほんとに美しい。津々浦々の日本の絶景が再現され、あちこちに観光しにいったのが懐かしい。日本は四季が美しいからね」と語り、日系人の郷愁を癒していた。

 入場料は28レアル(前売り22レ)、8歳以下無料、60歳以上と学生は半額。駐車場は13レ。開会式は18日午前9時半から。問合せは、同会(11・4655・3006/4227)まで。

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