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《ブラジル連邦直轄区》8歳の娘の前で妻刺殺=8月だけで4件目の女性殺人

 ブラジリア市ファゼンジーニャ区で26日夜、44歳の女性が8歳の娘の面前で夫に刺殺される事件が起きた。

 友人によると、殺されたマリア・レジナ・アラウージョさんは離縁を考えていたが、夫のエドゥアルド・ゴンサウヴェス・デ・ソウザ容疑者はそれを受け入れられず、アラウージョさんを脅迫していたという。

 アラウージョさんは先週、夫から脅されていると警察に届出も出しており、事件当日も、友人に「最近は奥さんや恋人を殺す男性が増えており、怖い」と話していた。

 事件が起きたのは午後8時半頃で、一部始終を見ていた8歳の娘が隣人に事件発生を知らせたため、警察や救急車が駆けつけた。アラウージョさんは20カ所以上を刺されて即死しており、手の施しようがなかったが、救急隊員らは、ショック状態に陥っていた娘に対応したという。

 隣人達によると、事件を知った隣人達がソウザ容疑者を取り押さえようとしたが、同容疑者は隣人達の中をかいくぐり、潅木などが生えた地域に逃げ込んだという。

 ブラジリアを含む連邦直轄区では、8月だけで既に4件の「女性殺人」が起きた事になる。5日には61歳のタクシー運転手が58歳の妻を殺す事件が起き、6日には44歳の夫が37歳の妻を4階にあるアパートの窓から突き落とした。7日には、バイクで帰ってきた51歳で軍警の夫が40歳の妻を呼び出し、玄関先に出てきたところを射殺する事件も起きた。

 連邦直轄区では、1~7月にも16件の女性殺人が起きている。「女性殺人」は一般的な殺人とは違い、女性であるという事が狙われ、殺害される動機の一つになっている。12年前の8月7日に発効となったマリア・ダ・ペーニャ法などで、家庭内暴力や性的虐待などを撲滅し、被害者を保護しようとする動きが出てきたものの、女性であるが故に狙われ、命を落とす人は後を絶たない。(6、7、27日付G1サイトなどより)

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