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《ブラジル、パラナ州》カスカベル州立刑務所で暴動が発生=職員人質に、囚人2人も死亡

 パラナ州西部カスカベル市の州立刑務所(PEC)で、9日の午後3時半に暴動が発生し、3人の職員が囚人たちに人質にとられたと10日付現地サイトが報じた。
 暴動は10日も続き、午後3時現在も収束していない。職員の1人は9日の夕方、解放されたが、残る2人は人質にとられたままだ。開放された職員は頭部に負傷しており、市内のヴェネーザ救急診療所(UPA)に運ばれた。
 パラナ州刑務所管理部(Depen)のルイース・カルタショ氏によると、2人の人質は、命には別状はない。
 PECは1160人を収容できるが、暴動発生当時は980人が収容されていた。パラナ州保安局によると、対立する犯罪組織の構成員同士が抗争を起こしているとの未確認情報もある。
 パラナ州の刑務所特別作戦セクター(SOE)と軍警は、囚人側と暴動終息に向けて交渉を行っているが、10日午前の段階でまとまりかけたのに、囚人側が条件に従わず、再交渉になるなど、難航している。
 10日午後3時現在、暴動によって囚人6人が負傷、2人が死亡したと報じられている。6人の負傷者は救急隊に救出され、UPAに運ばれた。
 10日にカスカベル市で開かれた伯国弁護士協会(OAB)会員の会合では、「囚人たちは刑務所内の食事の質の低下と、面会者への対応に不満を漏らしている」事が明かされた。弁護士代表のマルセロ・ナヴァーロ氏は、囚人たちは、3人の刑務所職員をPECから外す事を求めていることも明らかにした。
 PECでは2014年にも暴動が起き、45日間続いた。この時は囚人5人が死亡し、27人が負傷した。同年の暴動では、刑務所の80%が破壊され、再建には130万レアルかかった。

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