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 聖州北東海岸部ウバツーバ市のアンシェッタ島のクルーズツアーが今月22日に企画されている。聖州環境保護区に指定されている同島は、かつて監獄島だったことで知られる。46年から3年間のうちに172人の日本人が収監され、そのうちの160人は、ただ単に臣道連盟幹部だっただけの無実の人々だった。昨年、ウバツーバ市議会は当時の日本人への人権侵害を認め、9月23日を「日本移民の日」に制定し、式典が行われた。今年も同じ時期に合わせて、本ツアーが組まれている。当日は港を午前8時、午後5時に同島を出発する。参加費は84レ。問合せは(12・99782・1110)まで。

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 ブラジリア日本語普及協会(三分一貴美子理事長)の協会誌『ブラジリア実践!日本語教育』第37号が9月に刊行された。アグアチンガ日本語学校の教師、安永アメリアさんの文章を読んでビックリした。《私はサンパウロ州プロミッソン市で日系三世として生まれましたが、家庭内では日本語だけで育てられました。7歳でブラジル学校に入学した時、従弟と一緒でしたから、最初は二人だけ日本語だけで話していました。幸い、先生は日系人でしたから、大目に見てくれました》とあった。「三世でも家庭内では日本語だけ」というあり方に、さすが日本語重視の安永家だけあると納得。家庭内で日本語、外ではポ語と使い分けることで、自然にバイリンガルになっていくようだ。いつもながら充実した協会誌だが、教師陣も多彩だ。

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