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ブラジル文学の先駆者=マシャド・デ・アシスの歌詞見つかる=皇帝ペドロ2世を祝ったもの

マシャド・デ・アシス(Domínio público/Acervo Arquivo Nacional)

マシャド・デ・アシス(Domínio público/Acervo Arquivo Nacional)

 19世紀を代表したブラジル文学の先駆者、マシャド・デ・アシス(1839~1908年)が書いた、貴重な国歌の歌詞が見つかったと、24日付現地紙が報じている。
 この歌詞を発見したのは、文学研究家のフェリペ・リサット氏だ。同氏はここ数年、マシャドや、同時期に活躍した別の作家、エウクリデス・ダ・クーニャ(1866~1909年)に関する未発表の写真や文章など、多くの新発見(発掘)を繰り返し、発表している。
 リサット氏によると、この歌詞は1867年にサンタカタリーナ州フロリアノーポリスの新聞に掲載されたものだったという。
 その歌詞は「私の住む森から/勇ましい歌が流れ出る/ペドロへの栄光のもとに/ブラジルの巨人」との歌いだしではじまっているが、これは当時、ブラジル帝国の二代目皇帝(1831~1889年)だったペドロ2世(1825~1891年)に捧げられたものだったという。
 リサット氏はこの「国歌の歌詞」の存在を2016年から知っていたという。それは国立図書館に所蔵されている新聞「メルカンチル」に、この歌詞の掲載を予告する記事が見つかっていたためだ。だが、当初掲載されるはずだった12月2日付の同紙には、国歌は掲載されなかった。
 フロリアノーポリス市で発行されていた「オ・コンスティトゥシオナル」紙は、ペドロ2世の誕生日の12月2日に、国歌の発表は音楽担当者2人の病気のために遅れるとの記事を掲載した。新しい国歌の歌詞は1867年12月11日に掲載されたが、この際は作詞者が掲載されておらず、作者が謎になっていた。だが、調査の結果、アシスの作品であったことがわかったという。
 アシスによる国歌の歌詞は、帝国歌としては四つめのもので、その存在に関してはほとんど知られていなかった。
 なお、アシスが代表作を生み出していた時期は1870~90年代なので、今回発見された国歌の歌詞は、それ以前に作られたものだったことになる。

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