ホーム | ブラジル国内ニュース | Faap構内に侵入者=教室に軍政支持の落書き

Faap構内に侵入者=教室に軍政支持の落書き

 サンパウロ市のアルマンド・アルバレス・ペンテアード大学(財団、Faap)で、何者かが構内に侵入し、教室内に軍政支持などの落書きを行ったと26日付現地紙サイトが報じた。
 落書きがされていたのはコミュニケーション関係の講義が行われる教室で、黒板や壁に軍政や人種差別を支持する内容の落書きがなされた。
 この教室には同性愛者や両性愛者を支援するLGBTIのシンボルの旗なども置かれていたが、これらの品々には、「こんな奴らにはびんたを食らわせろ」「殴り方がたりないぞ」など、男性至上主義を匂わす内容の落書きもなされていた。
 軍政支持の落書きの中には、「直接介入をすぐに行え!」「ウストラはブラジルの英雄だ」などというものもあった。
 ウストラは、軍政時代に反体制派を迫害し、拷問などを加えさせた事で知られる軍人だ。
 また、「汚れたものはすぐにきれいにしろ。左派は臭いぞ」などという落書きもあったという。
 最近、ネット上などで盛んに行われている、社会自由党の大統領候補、ジャイール・ボルソナロ氏に対する批判の「エレ・ノン」に対抗した、「エレ・シン」などの落書きも見受けられた。
 Faapは一連の行為を批判し、構内への侵入や、多様性を排除し、他者への敬意を欠く内容の落書きといった暴力的な行為は認められないとする声明を発表した。
 また、被害を受けた教室に関しても、従来通りに、学生達の創造性や独立性、表現の自由を保障した空間として保持できるよう、財団としてなしうる範囲の予防的な措置を講じる意向である事も表明した。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2020年10月16日 東西南北  サンパウロ市の市長候補で、現時点の世論調査で支持率トップのセルソ・ルソマノ氏が、13日に開かれたサンパウロ州商業協会の会合で、「クラコランジア(麻薬常習者の密集地区)の路上生活者は入浴しないからコロナに対する抵抗力がより強い」と発言し、物議を醸した。入浴とコロナへの抵抗力との […]
  • 東西南北2020年10月14日 東西南北  12日の「子供の日」直前の10日、新型コロナの感染拡大で3月21日から営業を停止していたサンパウロ大都市圏の伝統的な遊園地シダーデ・ダス・クリアンサスが営業を再開した。サンパウロ大都市圏と他の5地区は外出規制が第5段階中の4番目の「緑」になり、文化施設などの営業再開が可能とな […]
  • 特別寄稿=激戦となったサンパウロ市議会選挙=55議席に候補者2千人=サンパウロ市在住  駒形 秀雄2020年10月14日 特別寄稿=激戦となったサンパウロ市議会選挙=55議席に候補者2千人=サンパウロ市在住  駒形 秀雄  11月15日投開票でブラジル各市町村の首長と議会(議員)の選挙が行われます。  4年に1度の今回の選挙は、新型コロナウィルスのパンデミック下での選挙なので、集会などの選挙運動は行われず、従来と相当異なった選挙結果が出ると思われます。  私共に身近なサンパウロ市議会 […]
  • サンパウロ市市長選=今後の鍵握る選挙放送開始=持ち時間豊富なコーヴァス=ルッソマノは逃げ切り狙い=ネットで巻き返すかボウロス2020年10月10日 サンパウロ市市長選=今後の鍵握る選挙放送開始=持ち時間豊富なコーヴァス=ルッソマノは逃げ切り狙い=ネットで巻き返すかボウロス  9日、全国で市長選の選挙放送が始まった。投票日の3日前まで毎日テレビとラジオで放送される、投票者への影響力が強い放送の開始で、選挙戦がどう変わっていくかが注目されている。9日付現地紙が報じている。  選挙放送は、9日から11月12日まで続けられる。放送が行われるのは […]
  • 《サンパウロ市市長選》テレビ討論会相次ぎ中止に=ルッソマノ候補に有利な展開に2020年10月8日 《サンパウロ市市長選》テレビ討論会相次ぎ中止に=ルッソマノ候補に有利な展開に  サンパウロ市市長選に伴う恒例のテレビ候補者討論会が続々にキャンセルされており、支持率1位のセルソ・ルッソマノ候補(共和者・RP)以外の候補者を苛立たせていると、7日付現地紙が報じている。  討論会のキャンセルは、9月28日にSBT局がコロナ禍を理由にキャンセルと発表 […]