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二天古武道研究所=岸川代表が鎖鎌術で免許皆伝=海外初、島村第六代宗家から=20年越しの修練が実る

岸川代表、島村第六代宗家

岸川代表、島村第六代宗家

 今年で創立25周年を迎えた二天古武道研究所(岸川ジョージ代表)が8月に、日本の二刀神影流鎖鎌術の島村収第六代宗家を招聘して、演舞やセミナーなどを行なった。初来伯となった島村第六代宗家は8月21~27日まで鎖鎌術を教えたほか、岸川代表に対し海外初となる免許皆伝を行なった。島村第六宗家は8月27日に帰国した。

セミナー参加者らと記念撮影

セミナー参加者らと記念撮影

 島村第六代宗家は8月21日、聖市の北海同協会会館で試し切りのセミナーを開催した。約30人の剣士が見守る中、藁を見事に切った島村宗家は参加者らにも切り方を伝授し、実践させた。
 その後鎖鎌の演舞も披露した島村第六代宗家は、岸川代表に約15メートルの長さの「免許皆傅之巻」を授与した。
 同鎖鎌術は宮本武蔵から二天一流を継いだ寺尾求馬助(てらおもとめのすけ)の弟子、新免弁助(しんめんべんすけ)が開いた「神免二刀神影流」より出たもの。日本古武道で二丁鎖鎌を使うのは同鎖鎌術のみだ。
 岸川代表は約20年の間、毎年3回ほど訪日し同鎖鎌術の習得に努めた。日本国外での免許皆伝は初、また他の免許所有者は島村第六代宗家が今年5月、約40年ぶりに免許皆伝者として認めた細川隆第七代宗家の2人のみ。
 8月25日には本門佛立宗中央寺院日教寺で鎖鎌術のセミナーと演舞を行い、岸川代表が剣道を教える生徒ら約100人が集まる盛況となった。
 島村第六代宗家は参加者の多さに驚き、「こんなに弟子がいるのは嬉しい。この場の全員に鎖鎌術を身につけてほしい」と喜んでいたそう。
 9月20日に来社報告した岸川代表は鎖鎌の練習に励んだ当時を振り返り、「鎖鎌は今までで一番難しい武術で本当に苦労した。鎌、分銅の投げ方を身につけるのに何年もかかった」と語った。
 「練習は本当に大変だったが、海外で初めて免許をいただき本当に嬉しい」と免許皆伝の喜びを噛み締めた。


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 二天古武道研究所(岸川ジョージ代表)は「剣道よりも鎖鎌の方が強い。だから憧れた」と始めた理由を説明した。鎖鎌術を習得する際、「まず投げ方を身につけた後、命中させる練習になる」と説明した。繰り返し繰り返し投げる型を身につけたあと、ようやく的に当てる練習の段階に。まずは固定された的からはじめ、その後、動く人形に当てる練習をはじめるとか。動く的に命中させるのも何年もかかり、先生から「やり直し」と繰り返させられたという。日本国内でいったい何十人が鎖鎌を練習しているか知らないが、数年もしないうちに鎖鎌使い人口はブラジルが一番になるかも?! やはり「〃明治の日本〃を見たいならブラジルへ」だろうか。

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