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リオ州ニテロイ=土砂崩れで15人が死亡=倒壊家屋7軒、学校が避難所に

土砂や瓦礫に直撃された家屋や車の一部(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

土砂や瓦礫に直撃された家屋や車の一部(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 リオ州ニテロイ市ピラチニンガ区で10日、土砂崩れで民家7軒が倒壊し、死傷者が出るという事故が起きたと11~12日付現地紙が報じた。
 リオ市やその周辺部では7日以降、寒冷前線通過に伴う強い雨が続いていた。ボア・エスペランサと呼ばれる丘の斜面の岩が外れて土砂崩れを起こしたのは午前4時過ぎで、民家7軒を直撃。消防や警察は事故直後、11人を救出したが、重体で入院中と伝えられていた3歳の男児が11日に死亡し、死者の総計は15人になった。
 11日に亡くなった男児の妹(生後10カ月)は、10日の段階で遺体が発見されている。男児の祖母によると、同地区の家は、昨年既に、市防災局によって立ち入り禁止措置がとられ、強い雨が降ったら退避するよう言われていたが、市役所からは別の住居や住居手当の提供もなく、他に行く場所がなかったため、雨が降っていると知りつつ、自宅に留まり、事故に遭ったと語った。
 他方、ロドリゴ・ネーヴェス市長は10日、同地区で立ち入り禁止措置がとられていた事は知らなかったし、市が行った調査でも危険区域に指定されていなかったので、崖の土留めなどの防災措置は施されていなかったと釈明。11日には、3日間の服喪を宣言すると共に、土砂崩れで倒壊した家や立ち入り禁止措置がとられた家の住民(22世帯)には即刻、住居手当の支給を開始、12月20日に落成予定の大衆住宅に優先的に入れるようにすると約束した。
 倒壊した7軒と立ち入り禁止措置がとられた17軒の家の住民の一部は親戚や友人宅に身を寄せたが、それ以外の人々は近くにある学校に避難している。12日からは、被災者への食料、衣類などの寄付の仕分け作業も始まっている。
 なお、被災した家族の中には、9歳から80歳まで4世代7人が犠牲となった一家や、祖母と孫が死亡した家もあった。消防と警察は既に救出作業を打ち切っている。
 同市では2010年にも、ブンバの丘での土砂崩れで56人が死亡。13年以降、警報用サイレン設置や50カ所の斜面の土留め作業などに1億5千万レアル以上を投じてきたが、今回の事故は盲点の一つとなっていた地区で起きたといえる。

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