ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

 俳誌『朝蔭』468号が10月に刊行された。《葡萄祭ガウーショ踊に気勢上ぐ》(堀川暁星)からはイタリア系子孫が多い地域独特の明るさが漂う。《南より押し寄せてくる寒波かな》(宮内暁風)。日本なら寒波は北から。この句からは南半球にいることが痛感される。《街路樹の角刈り丸刈り木の芽吹く》(小柴智恵子)。聖市ではほぼボウボウ状態だが、作者の住むサンカエターノ・ド・スルの市役所職員は勤勉のようだ。《母の日や今居ますればと涙ぐみ》(吉本加奈)。死んでからしばらく経っても、思い出して涙ぐまれるような存在になりたい。そんなことを思わせる句。《我真似て孫ドッコイショうららかな》(西川あけみ)。日本語がしゃべれない孫の代でも「ドッコイショ」は意外に残る?!

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 大耳小耳2017年5月20日 大耳小耳  柳誌『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)が213号を5月に発行した。《テーメルさん何とかしてよこの不況》(中山哲弥)と大統領に頼む作品を目にした日、皮肉なことにその本人が一番の苦境に立たされていた(詳細2面)。《冷蔵庫前にたたずみはて!なにを》(久保久子)を読んで、「私も、私も […]
  • 大耳小耳2019年4月18日 大耳小耳  料理、観光等の様々な観点から47都道府県の特徴を紹介する展示会が、ジャパン・ハウス(Avenida Paulista, […]
  • 大耳小耳2019年4月16日 大耳小耳  5月1日の新天皇ご即位を祝した記念式典が、今月30日午後7時、文協多目的ホール(Rua Sao Joaquim, […]
  • 大耳小耳2019年4月12日 大耳小耳  BS朝日「皇室スペシャル」番組が、67年に聖市内のサンタ・カーザ病院を皇后陛下(当時、皇太子妃殿下)がご訪問された際に、出会われた芹口マリリ百合子さんを探している。芹口さんは当時10歳で小児麻痺を患っていたが、十数回の手術を受けて歩行を回復し、美容師として働けるまでになったと […]
  • 大耳小耳2019年4月10日 大耳小耳  日本のプロ野球チーム、高知ファイティングドッグス(FD)は、来年6月にサルバドール在住の伯人、アレサンドロ・フレイタス・デ・ミランダさん(16)を研修生として受け入れる。同地の貧困地域の伯人が日本の野球団に入るのは初めて。FDは、これまでにも海外の若者に夢を与える活動を続けて […]