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 俳誌『朝蔭』468号が10月に刊行された。《葡萄祭ガウーショ踊に気勢上ぐ》(堀川暁星)からはイタリア系子孫が多い地域独特の明るさが漂う。《南より押し寄せてくる寒波かな》(宮内暁風)。日本なら寒波は北から。この句からは南半球にいることが痛感される。《街路樹の角刈り丸刈り木の芽吹く》(小柴智恵子)。聖市ではほぼボウボウ状態だが、作者の住むサンカエターノ・ド・スルの市役所職員は勤勉のようだ。《母の日や今居ますればと涙ぐみ》(吉本加奈)。死んでからしばらく経っても、思い出して涙ぐまれるような存在になりたい。そんなことを思わせる句。《我真似て孫ドッコイショうららかな》(西川あけみ)。日本語がしゃべれない孫の代でも「ドッコイショ」は意外に残る?!

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