ホーム | コラム | 樹海 | 「右派の論客」さえもお手上げのボウソナロ人事

「右派の論客」さえもお手上げのボウソナロ人事

ボウソナロ氏(Valter Campanato/Ag. Brasil)

ボウソナロ氏(Valter Campanato/Ag. Brasil)

 その大統領当選でさえ、全世界に衝撃を与えたジャイール・ボウソナロ氏だが、現在進めている閣僚人事でも、マスコミや国民の予想を上回る、「毎日が衝撃」の人事を展開中だ▼現時点で軍人からの閣僚入りが6人。そのうちの3人が中核的存在の大統領府のメンバーだ。さらに、外相と教育相は、ボウソナロ氏が信奉する極右思想家オラーヴォ・デ・カルヴァーリョ氏が推奨する人物で「マルクス主義者を放逐する」と語る鼻息荒い人物だ。政治家からの登用は少なく、たまにあったかと思えば、それはかつて「政党透明度ランキング」でワースト1になったことがある民主党(DEM)がほとんどで、それらの中では汚職疑惑で警察からの捜査を受けた人物がズラリと並ぶ

※このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。 .
 会員登録はお済みですか? 会員について

こちらの記事もどうぞ

  • 《ブラジル》JBS社主兄弟の司法取引は罪深い「完全犯罪」2017年5月23日 《ブラジル》JBS社主兄弟の司法取引は罪深い「完全犯罪」  テメル大統領は20日午後3時前、緊急声明で「盗聴者は完全犯罪を行った」との異例の糾弾をした。ここから分かることは「JBSのバチスタ兄弟にはめられた」と大統領が激怒していることだ。ブラジルには「大物役者」がそろっていると思っていたが、今回ばかりは度肝を抜かれた。いくら政 […]
  • 世界的企業JBSが政界裏幕を暴露=今度はテメル大統領に爆弾炸裂=ブラジリアは改革放って右往左往=聖市在住 橘 馨2017年5月23日 世界的企業JBSが政界裏幕を暴露=今度はテメル大統領に爆弾炸裂=ブラジリアは改革放って右往左往=聖市在住 橘 馨  5月に入って気候も良くなり、経済の面でも明るさが見えて来た。何ともパッとしないブラジルもこれで良い方に進むのかと期待していたら、おっとどっこい、行政の中心部に爆弾炸裂です。それで先週後半から大統領府の業務はストップ、政界の偉い先生方も右に走り左にあたりで、大混乱となっ […]
  • 夫とは好対照な夫人のイメージ2019年1月11日 夫とは好対照な夫人のイメージ  元旦の大統領就任式で、ボウソナロ大統領夫人の株が随分上がった。表に出てきはじめたのが大統領当選後と間もなく、「福音派との結びつきが非常に強い人らしい」という情報しか入ってきていなかった▼だが、そんな彼女がたちまち国民の記憶に残ることを行なった。それが大統領就任式で行な […]
  • テメル大統領、おつかれさま2018年12月28日 テメル大統領、おつかれさま  今年もあと、もう数日で終わるが、それと同時にテメル政権も終了する。ただ、そのことに着目している人は、もう既にメディアでもかなり少ない▼思えば、この政権ほど地味で不人気な政権もなかった。元々が副大統領で、ジウマ政権崩壊の危機のタイミングで寝返り。法的な違法性こそないもの […]
  • ボウソミニオンはどこまでついて行く?2018年12月14日 ボウソミニオンはどこまでついて行く?  ジャイール・ボウソナロ次期大統領が就任するまであと3週間を切る段階になった。閣僚の組閣も「第1弾」と呼ばれる中核的人物たちもすでに指名済の状態となっている▼「この政権がどういう政治を行なうか」に関しては相変わらずハッキリとは見えない。だが、コラム子の現在の興味はこの政 […]