ホーム | 日系社会ニュース | ブラジル紅白特別写真グラフ=110周年終幕飾るブラジル紅白=熱唱のエドアルド公演に感激=「とても感動的な舞台だった」

ブラジル紅白特別写真グラフ=110周年終幕飾るブラジル紅白=熱唱のエドアルド公演に感激=「とても感動的な舞台だった」

エドアルドは途中、涙ぐんで声が途切れ途切れになりながらも、最後までしっかりと歌い上げた感動の場面

 「ファンになったよ。日系人でもないのに、彼の歌には日本人の心がこもっている。CDを買って練習し、これからカラオケ大会で歌いますよ!」――松村滋樹さん(76、鹿児島県)は2日、ブラジル紅白歌合戦の最後に1時間行われた、日本の演歌歌手エドアルドの特別公演に感激し、そう興奮冷めやらぬ様子で語った。

白組最後の「祭り」では歌手全員が登場して賑やかに大団円を飾った

白組最後の「祭り」では歌手全員が登場して賑やかに大団円を飾った

 日本移民110周年の閉幕イベントとなった「第24回ブラジル紅白歌合戦」では、名誉総裁に野口泰在聖総領事、総裁に呉屋春美文協会長、実行委員長に菊地義治110周年実行委員長が就任。総合司会に藤瀬圭子さん、道田エジソンさん、紅組司会に高比良和江さん、白組司会に高畑正二さんがつき、NAKバンドが生演奏した。
 午前9時、藤間流日本舞踊の「雛鶴三番叟」の優雅な舞で始まり、初期移民の気持ちを歌った「老いたる開拓者の歌」(「戦友の替え歌」)が朗々と歌われた。
 午前中には「野口泰総領事を囲んで」という特別企画が挟み込まれ、総領事が「桜」、菊地実行委員長が「遥かなる大地」、谷口ジョゼ県連副会長が「おまえに」、足立弘子援協事務局長夫人が「千年の都」などをうたい上げた。
 110年間をたどるように各年代の代表曲が選曲され、計60人の歌手が紅組、白組に分かれて24曲ずつ歌った。紅組最後に加藤テレーザさんが「東京アンナ」、白組からは高畑正二さんが「祭り」を歌い、歌手が全員登場して、NHK紅白歌合戦さながらに盛大に盛り上げた。約30人の審査員が判定し、最終的に白組勝利が宣言され、NHK寄贈の優勝旗と日本アマチュア歌謡連盟からのそれが、高畑さんに手渡された。
 朝から長時間のプログラムにも関わらず、午後5時半からのエドワルド特別ショーまで1千人余りの観客が残った。2年ぶりの凱旋公演とあって冒頭から気合の入った股旅姿で登場し、「母きずな」など6曲を披露した。

熱唱するエドアルド

熱唱するエドアルド

 日本語とポ語の語りを挟み込みながら、舞台せましと熱のこもった公演を繰り広げた。津軽の厳しい冬を行く旅人の心境に、異国で生きる自らの人生を重ねた新曲「じょんがらひとり旅」を歌い終わると、「アンコール」の声が客席から唱和され、もう一度歌い始めた。
 その途中、感激の余り、エドアルドは声が詰まり、客席からは「がんばれー!」との声援が何度も飛ぶ中、最後までうたい上げると会場は総立ちとなって喝采を贈った。
 最後、藤瀬総合司会が「みんな3度目の凱旋公演を期待しているわよ」と声をかけると、エドアルドは「皆さんから頂いたエネルギーで、2020年NHK紅白出場に向けてさらにがんばります」と宣言した。
 最前列のかぶりつきで見ていた井毛クリスチーナさん(二世、55)は「とても感動的なステージだった。生粋のブラジル人であれだけ演歌を上手に歌え、日本語を使えるのは本当にすごい。感激しました」と目を潤ませながら語った。


ブラジル紅白特別写真グラフ

日本で磨いた歌唱力を見せ付けたエドアルド

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赤組のトリを飾った加藤テレーザさん

赤組のトリを飾った加藤テレーザさん

菊地実行委員長から手渡されたNHK寄贈の優勝旗を高々と掲げる高畑さん

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エドアルドの歌の育ての親、北川朗久さんに花束が渡された

エドアルドの歌の育ての親、北川朗久さんに花束が渡された

「野口泰総領事を囲んで」の様子(写真提供=伊東信比古さん)

「野口泰総領事を囲んで」の様子(写真提供=伊東信比古さん)

「桜」を熱唱する野口総領事(写真提供=伊東信比古さん)

「桜」を熱唱する野口総領事(写真提供=伊東信比古さん)

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