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天皇誕生日=在聖総領事公邸で400人が祝う=大浦氏「平和を体現されたお方」

式典には400人以上が駆けつけた(撮影・望月二郎)

式典には400人以上が駆けつけた(撮影・望月二郎)

 今月23日に85歳を迎えられる今上陛下の誕生日を祝し、「天皇誕生日祝賀会」が5日午後、在聖総領事公邸で催された。平成最後となる陛下の誕生日とあって、地方からも出席者が駆けつけ、約400人で公邸はごったがえしとなり、みなで皇室の弥栄を祈った。
 来年1月7日に在位30年を迎えられる陛下は4月30日に退位され、5月1日に皇太子殿下が新天皇に即位される。
 日伯国歌斉唱の後、野口泰在聖総領事は「天皇皇后両陛下はこれまでに三度、皇太子殿下は移民百周年で伯国を訪問された。地理的に遠い場所にありながら、これほど多く皇族が訪問される国は他にない。長い歴史と共に大変緊密となった皇室と伯国の関係が、皇太子殿下ご即位の後も長く続くことを期待申し上げます」と挨拶した。
 本年の日本移民110周年に触れて、「皆様の心に深く記憶されているのは眞子内親王殿下の御訪問では」と話し、「殿下には当地日系社会の温かさや、日本と日系社会の深い絆が伝わったものと確信している。殿下のご訪問が大変素晴らしいものになったのは皆様のお蔭」と支援に謝意を述べた。
 その他、日本で相次いだ自然災害に対する伯国からの支援に謝意を述べた他、翌年の日伯関係を展望。最後に、両陛下の益々のご健康と日伯両国の更なる関係発展を祈念し、乾杯となった。
 今上陛下の最後の誕生日とあって、夫婦揃って出席した大浦文雄さん(94、香川県)は「激動の時代を生き抜かれた昭和天皇に対して、陛下はそのお人柄やお姿から、まさに平和を体現されたようなお方」と話す。現行憲法下で初めて即位された陛下は象徴天皇としての有り方を模索し、戦没者慰霊の旅を大切に続けてこられた。
 97年に両陛下が救済会・憩の園を訪問された折、歓迎行事を取り仕切った大浦さんは「両陛下に謁見した当時の田中福蔵会長が『陛下が在位されているうちは、平和な世が続くことだろう』と話していた。その平成の世が終わるのか」と寂しさを滲ませた。


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 今年の祝賀会には、眞子内親王殿下がご訪問されたマリリア、カフェランジア、プロミッソンなどの地方からの出席者も。「元気なうちは聖市まで出てきてお祝いしたい」と話す安永忠邦さん(97、二世)は、今年もプロミッソンから参加した。「今年は最高の一年でした」と眞子内親王殿下のプロミッソンご訪問を振返り、陛下の皇太子時代に東宮御所でご接見を受けたことにも触れ、「私どもにとって、皇族は普通の方とは思えない。謁見した時のあの感激は生涯忘れられない。写真を見る度に、当時の記憶が蘇ります」と矍鑠と語った。

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