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日本の社会問題、『万引き家族』

 昨年のカンヌ映画祭で最高賞のパルム・ドール賞を獲得し、今年のアカデミー外国語映画賞にノミネートが決定した『万引き家族』。オバマ米前大統領もSNSで昨年のベスト10に同作品を挙げており、海外からの評価も高い。伯国では10日から上映が始まった。
 出演は大河ドラマ『龍馬伝』にも出演したリリー・フランキー、現在NHK連続テレビ小説『まんぷく』で主人公の立花福子を演じる安藤サクラ、昨年亡くなったベテラン女優樹木希林などの実力派俳優を集め、是枝和弘氏が監督・脚本・演出を手がけた力作だ。
 伯国では邦画上映が少なく寂しい思いをしていたので、早速コンソラソン駅近くの『シネセスキ』へ観に行った。客層はほぼ非日系人。年齢層は20代から60代までと幅広かった。
 感想としては「ブラジルではあってもおかしくない家族だが、場所が日本なら社会問題になるのか」というもの。日本にだって貧困問題もあれば泥棒もいる。その現実を繊細な人物描写で描いた是枝監督はさすがだ。
 ちなみに、非日系人が珍しそうな様子で笑い声を上げていたのは、高校生の女の子が風俗店で働いているシーン。確かに伯国にはありえないお店であり、日本人の恥ずかしい部分を海外にあえてさらけ出している感じで、伯国在住者としては微妙な気持ちになる描写だと感じた。(有)

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