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羽藤氏葬儀にテメル前大統領=36年間の政治家人生に幕

羽藤譲二氏と家族の記念写真(撮影・望月二郎)

羽藤譲二氏と家族の記念写真(撮影・望月二郎)

 サンパウロ市議を長年務めるなど36年間も政治家として活躍してきた羽藤譲二氏が、1月28日の夜に自宅で亡くなった。数年前から心肺系の病気で一進一退を繰り返していたが、今回突然の心肺停止に陥った。享年70歳。
 羽藤氏は1948年2月26日、サンパウロ州内陸部パカエンブー市生まれの二世。76年にサンパウロ市のサンタカーザ・デ・ミゼリコールジア大学を卒業後、一般外科医として従事した。
 1982年には、民主運動(MDB)に入党し、サンパウロ市議に初当選。以来サンパウロ市議員を7回務めた。飲酒禁止令、騒音禁止法、二輪ヘルメット令など法案を実現し、社会に貢献してきた。
 2010年にはサンパウロ州議に初当選。昨年はサンパウロ州議員に立候補をしたが、再選には至らなかった。
 昨年来、脳梗塞でも苦しんでいた。自宅で療養し回復していた矢先、今回心配停止に襲われた。
 羽藤氏の遺体は29日にサンパウロ州議会の玄関ホールに安置され、テメル前大統領、ドリアサンパウロ州知事、アウキミン元サンパウロ州知事も葬儀に出席した。15時にはヴィラ・アウピナ区の火葬場へ運ばれた。

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